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五 知らない過去 ページ5

電車に揺られ、最寄り駅に降り学校へ歩いていると私と同じ制服を着た生徒が同じ方向へ向かい歩いていた。

電車を乗る時間も同じ。

歩く生徒もほとんど同じだった。

変わらない日々ってこんなものだ。

学校の門をくぐり昇降口に入った。

上履きを履き替えて顔をあげた瞬間、私は目の前に立つ人物に驚愕した。


「おはよ、A」


「は、晴愛さ……ん?」


目の前に立つのはどこからどう見ても晴愛さんだった。


「さん??……頭でも打った?」


晴愛さんは私のおでこを触って首を傾げた。

これは、同じじゃない。

晴愛さんは私と同じ制服を着ている。

だけどこんな過去私は知らない。

妖怪が見えることもそうだけど、この世界は全てが同じではないようだ。

写真も何故か所持したままでピアスと指輪も持っていたままだった。


「……ううん、何もないよ。……晴愛?」


探り探りで呼んでみると、晴愛さんはにこにこと笑って私の手を握って教室へ向かった。

教室もクラスメイトも半分は同じ。

それと、晴愛さんが加わっただけな様だ。

晴愛さんの態度からするとこの晴愛は晴愛さんであり、晴愛さんでない。

懐き様は変わらず。

とするとこの世界のオロチさんはどうだろうか。

ふと窓の外を見ると空の向こうに人影のようなものが見えた。

凄く馴染みのある後ろ姿だった。


「……オロチさん?」

六 手紙→←四 懐かしい温もり



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剣城京菜(プロフ) - なつさん» あっ、本当ですね…。直しました、教えてくださってありがとうございますっ! (2019年12月4日 18時) (レス) id: 6021a386db (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 三十三なんですが、(名前)が(あ名前)になってます、、、 (2019年12月4日 16時) (レス) id: ebf4a6617f (このIDを非表示/違反報告)
恋兎姫 - 剣城京菜さん» お返事ありがとうございます…! 剣城京菜さんの作品妖怪ウォッチのとイナイレの両方好きでした!また新作がでるんですね!楽しみに待ってます! (2019年11月12日 0時) (レス) id: 2d1633e5ef (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - 恋兎姫さん» ありがとうございます!!既に完結までかいて投稿するだけなので、少ししたら平行して新作を出していこうと思っています。良ければそちらも読んでいただけたら嬉しいです!! (2019年11月10日 17時) (レス) id: 6021a386db (このIDを非表示/違反報告)
恋兎姫 - この小説のシリーズ大好きです! もうすぐおわっちゃうんですね…凄く悲しいけど作者様のペースで頑張って完結させて下さい!応援しています! (2019年11月8日 22時) (レス) id: 2d1633e5ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城京菜 | 作成日時:2019年10月20日 11時

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