いつも君は94 ページ44
彼女とそんな話をしていると、委員長がやって来た。
委員長は私たちよりも先に来ていたようだ。
「おはよう。……その手紙どうしたの？」
「え？ラブレターだよ。朝下駄箱に落ちてるの見つけてさ。差出人に返そうと思うんだけど委員長知らない？」
彼女が委員長に尋ねると委員長は激しく首を横に振った。
「知らないなぁ……」
「そっかぁ、あ。これもしかして委員長あてじゃない？だって委員長そこそこモテるし！もう開けて良いよね⁉」
彼女は興奮した目つきで封筒を手に取った。
私はすかさず封筒を横取りした。
「……だめ」
丁度チャイムが鳴り、先生が教室に入ってきたので彼女は渋々大人しくなった。
先生の話に飽き、ふと隣を見ると偶然に委員長と目があった。
「……昨晩のことだけどさ、覚えてる？」
私は少し考えた素振りをして首を横に振った。
「……委員長ってモテるの」
先生にバレないよう、今度はこちらから小声で尋ねる。
すると委員長は顔を両手で覆い首を横に振った。
「……そんなことないよ」
「……？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
剣城京菜(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます！！頑張りますっ！！ (2017年12月28日 0時) (
レス) id: 269c9ce767 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。ゆっくりでかまいませんので更新頑張ってください。楽しみにしてます！ (2017年12月27日 21時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - 奈乃さん» ありがとうございます頑張りますっ！ (2017年12月4日 20時) (レス) id: 269c9ce767 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 更新頑張ってくださいね！ (2017年12月4日 18時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：剣城京菜 | 作成日時：2017年12月4日 0時
