百七十五 ページ25
ひまわりの咲くその場所。
「今日も暑いね」
おじさんがハンカチを団扇代わりにぱたぱたと仰いだ。
おじさんは持ってきたかばんから大きなお弁当箱を取り出した。
「ほら、Aちゃん。お弁当食べよう」
「うん」
すると風が吹いて被っていた麦わら帽子が空高く舞い上がり、そのままふよふよと遠くへ飛んでいく。
「大変だ。拾ってくるから日陰で待ってて」
おじさんは帽子を追いかけて行ってしまった。
「そんなとこに居るとまた倒れるぞ」
大きな樹の下でオロチがこちらへ手招きをした。
私はオロチの肩を背もたれにして座った。
「あの妖怪、帽子持ってちゃったよ」
「……余計なお世話だ」
オロチはそう呟いた。
「オロチはさ、今後どうするの？今日まで私と一緒にいたけど、やっぱり妖魔界に帰っちゃう？」
「決めただろう、幸せになると。……私がいると不幸せか？」
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剣城京菜(プロフ) - 奈乃さん» http://uranai.nosv.org/u.php/list/Take2241/ こちらのURLに飛んで貰えれば完結したものが全て入ってます！もしくは私の名前をタップかクリックして貰えれば見つかります！ (2017年10月21日 23時) (
レス) id: d8b1658e8e (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - どんな作品がありますか？ 読んでみたいです！ (2017年10月21日 23時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - 奈乃さん» 楽しんで頂けて良かったです！残念ながらこの作品の続編を作る予定はありませんが現在投稿中の作品も過去作品もありますので良かったらそちらも読んで頂けると嬉しいです(^^) (2017年10月21日 18時) (レス) id: d8b1658e8e (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 面白かったです！続編見たいです (2017年10月21日 18時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - capeさん» ありがとうございます！今後も頑張りますっっ (2017年8月28日 17時) (レス) id: d8b1658e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣城京菜 | 作成日時：2017年8月2日 1時
