百六十一 ページ11
目を覚ますと私はオロチの隣で倒れていた。
無意識に零れ落ちる涙が私を決心させた。
「オロチ、聞いて」
私は眠るオロチの手を強く強く握った。
「オロチはなにも悪くないの、偶然だっただけ。オロチにも幸せになる資格はあるんだよ。オロチは私のこといっぱい考えてくれた。いっぱい助けてくれて、いっぱいいっぱいいっぱい優しくしてくれた。今度は私の番だよ。私がオロチを助けてあげる。守ってあげる。だから……だから待ってて」
呪いも不幸も過去の呪縛も全部、全部私が祓ってみせる……‼
私は立ち上がると洞窟を飛び出した。
「いじけるのも大概にしてよね〜……」
「……」
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剣城京菜(プロフ) - 奈乃さん» http://uranai.nosv.org/u.php/list/Take2241/ こちらのURLに飛んで貰えれば完結したものが全て入ってます!もしくは私の名前をタップかクリックして貰えれば見つかります! (2017年10月21日 23時) (レス) id: d8b1658e8e (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - どんな作品がありますか? 読んでみたいです! (2017年10月21日 23時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - 奈乃さん» 楽しんで頂けて良かったです!残念ながらこの作品の続編を作る予定はありませんが現在投稿中の作品も過去作品もありますので良かったらそちらも読んで頂けると嬉しいです(^^) (2017年10月21日 18時) (レス) id: d8b1658e8e (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 面白かったです!続編見たいです (2017年10月21日 18時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - capeさん» ありがとうございます!今後も頑張りますっっ (2017年8月28日 17時) (レス) id: d8b1658e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城京菜 | 作成日時:2017年8月2日 1時