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私は夢を見ていたようだ。

目を覚ますと時計は11時をしめしていた。


「……嫌な夢みたな」


体調はだいぶいいようで、熱も下がったようだ。

だけどまだだるさはなくならなかった。

おでこには濡れたタオルが置かれていたが、既に熱をもっていた。


「オロチ……寝てる?」


オロチは椅子に座って目を瞑っていた。


「いや、起きているが」


私はタオルを近くにテーブルに置かれていた水の入った桶に放り投げた。


「寝なくていいのか」


「もう眠れないし」


寝たくなかった。


「妖怪って本当……?」


私はオロチに問いかけた。


「オロチはなんでここにいるの……?」


私はオロチを質問攻めにした。

自分から話しかけるなど不本意だど思いながらも黙っている訳にはいかなかった。

また思い出してしまいそうになってしまう。


「ここにいる理由か……」


一瞬オロチの目が曇ったように思えた。


「……しいて言えば償いだ」


「償い?」


オロチは小さく頷いた。


「なにをしたの……?」


そう聞くとオロチの眉はハの字に曲がった。


「別に、答えなくていいや。もう興味ない」


そう言って背を向けるとオロチは私の頭を撫でくりまわした。


「優しいな」


「今更気づくとか遅れてる」


本当、遅れている。

……ごめん。

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剣城京菜(プロフ) - アミュレットさん» ありがとうございます、頑張ります(^_^) (2017年3月28日 22時) (レス) id: d8b1658e8e (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - 初めまして!この小説は、とても面白かったです(≧∇≦)これからも、応援します! (2017年3月28日 14時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - ライラさん» ありがとうございます^ ^頑張ります!! (2016年3月28日 2時) (レス) id: cbfb8f7736 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - 面白いですね!!続きが楽しみです、頑張ってください(o^^o) (2016年3月27日 12時) (レス) id: 28c829f7f7 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます^ ^ (2016年2月1日 20時) (レス) id: cbfb8f7736 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城京菜 | 作成日時:2016年1月11日 11時

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