定例会議 ページ10
センゴクはカレンダーを見てため息をつく。またこの日が近づいてきてしまった。前まで彼らが会議に来るなどあり得なかったのに、今じゃ全員皆勤賞だ。皆勤なのは喜ばしいのだが、来る理由や動機、そして来た時の暴れ様が半端じゃない。沈んだ気持ちで海軍内用のでんでん虫に手をかけた。
「おかき。」
『あられ。はい、こちらAです。』
「いつもすまんな。あやつらを召集してくれ。」
『了解です。あっ、でも今海賊が襲撃してきたので捕獲してから召集かけますね。会議は三日後ですよね。それでは。』
海賊が襲撃してきたのに声のトーンが全く変わらないって…。来たる定例会議にセンゴクは再びため息をついた。
センゴクは窓から見える港を見てため息をつく。実際、彼女はあれから五分後に海賊を制圧して召集をかけた。ただ今、センゴクが彼女に召集の指令をかけてから15分が経った。そして、港には四隻の海賊船が泊まっている。いや、おかしいだろ。本来召集を3日前にかけるのは当日にちゃんと来れるようにするためにかけているのだ。いや、なんでかけて直ぐに十分で来るんだよ？！勿論そいつらのおめあては…。ドアがバタンと開く。
「おい、センゴク！！来てやったぞ！！妾のAはどこじゃ？！」
「お前のではない！！！」
「おいおい、海賊女帝。センゴクの言う通りだ。お前のもんじゃねぇよ。Aは俺のもんだ。」
「はぁ？何言ってるクソミンゴ。俺のだ。」
「…この低脳どもが…俺のに決まってるだろう。」
上からハンコック、ドフラミンゴ、クロコダイル、ミホークである。毎度のことだが、センゴクも四人の言い草に頭を抱える。
「…お前ら…いつも聞いているがなんで召集した日に来るんだ…。」
「「「「たまたまこの辺に居た(召集の日に目星をつけて海軍本部周辺を徘徊してた)。」」」」
「海軍本部の周りをうろつく海賊があるか！！！！！」
「それはどうでもいいんだ、センゴク。1番重要なのはAがどこにいるかだ。さあ、教えろ。」
割と常識人そうな(悪人ヅラだが)クロコダイルが真顔で言う。
「はぁ…遠征に行っているところだ。お前達に召集した時も船の上だ。」
「「「「はぁ？」」」」
「もう20分ほどで帰ってくるはずだ。」
一瞬で4人は走り去る。センゴクが港の方を見れば既に港に出揃ってAを待ち構える四人。深いため息をつく。そして新しく港に着いた一隻の海賊船に再びため息をついたセンゴクであった。
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Marinta Galaxy(プロフ) - スモーカーとヒナとの絡みがどういう展開になるか楽しみです。 (2018年9月9日 23時) (
レス) id: 74fb657421 (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 小ネタで思わず吹きました笑 (2018年9月9日 19時) (レス) id: 724e7d37e6 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 私がリクエストしたものを書いて下さって有り難う御座います！いやー、まだ途中？でも面白いですね！白ひげは普通の話として書いて下さい！逆にお願いしますっ！ (2018年9月1日 11時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
和楽器(プロフ) - あの私も、もう一回リクエストします。夢主が行方不明か迷子になったてのを書いてほしいです!!! (2018年8月31日 13時) (レス) id: aef939673d (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 反抗期のリク消化、ありがとうございます！おもしろかったです！ (2018年8月31日 11時) (レス) id: a916be50ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぽん。 | 作成日時：2018年8月9日 17時
