追加のお仕事 ページ6
おつるの部屋でお茶をする3人。ガープがせんべいをバリバリ言わせながら食べる。と、そこでおつるがプルプルなっているでんでん虫に気がつく。
「おや、A。でんでん虫がなっているよ？」
「え？ほんとだ。」
ガチャンと受話器を取る。
『おかき。』
「あられ。」
『ふぅ、やっと繋がっ』
バリバリバリとセンゴクの声をせんべいの咀嚼音がかき消す。
『…ガァァアアアプ！お前がせんべいを食っていたからでんでん虫の音が聞こえなかったんだな！！』
「ガッハッハッ！そう怒るなセンゴク！」
『いい加減にしろ！それに、お前は仕事が済んでないだろう！』
「バレちまったのう。」
『仕事に戻れ！』
「分かった分かった、茶をもう一杯飲んでからな！」
『今すぐ！戻れ！！』
渋々腰を上げたガープに手を振るA。ガープもそれで俄然やる気が出たようで、元気に走って部屋を出て行った。
「センゴクさん、なんの用ですか？」
『ああ、Aすまんな。実は海兵の訓練をオニグモが見る予定だったんだが、オニグモが海賊の討伐に行ってしまってな。訓練を見るのは中将なら誰でも良かったんだが、あいにくAとおつるちゃん以外仕事が詰まっとるんだ。それでおつるちゃんは今日は有給だからその訓練をお前に見て貰いたいのだが…いいか？』
「もちろんいいですよ！どこに行けばいいですか？」
「すまんな…せっかく今日の仕事は終わったのに…。第五運動場だ。あと30分で始まる、よろしく頼むぞ。」
「はい、任せてください。それでは。」
がちゃんと電話を切ったAは立ち上がりながら言う。
「おつるさんせっかく話してたのにごめんなさい…また今度改めてお茶しましょう？」
「いいんだよ。それにこっちこそ、私が休みじゃなきゃお前さんにやらせることにはならなかったのにね…疲れているだろうが、よろしく頼むよ。」
「うん！じゃあ、行ってきます！」
腰に横に置いていた日本刀をさして、彼女は第五運動場に向かう。
その頃クザンの部屋
「…！Aちゃんが動いている！もしかして俺のところに…？！」
「なんで分かるんですか？！それに、大将のところには来ませんよ！A中将は海兵の訓練です！」
「見聞色で常にAちゃんの気配を追っているからね。それより、なんで訓練だって君が知ってんのよ。」
「大将が逃げ出した時は必ずA中将を連れて行こうとするので、逃げ出した時用に常にA中将の予定を元帥から教えられているんです。」
「なにそれ、俺にも教えて。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Marinta Galaxy(プロフ) - スモーカーとヒナとの絡みがどういう展開になるか楽しみです。 (2018年9月9日 23時) (
レス) id: 74fb657421 (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 小ネタで思わず吹きました笑 (2018年9月9日 19時) (レス) id: 724e7d37e6 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 私がリクエストしたものを書いて下さって有り難う御座います！いやー、まだ途中？でも面白いですね！白ひげは普通の話として書いて下さい！逆にお願いしますっ！ (2018年9月1日 11時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
和楽器(プロフ) - あの私も、もう一回リクエストします。夢主が行方不明か迷子になったてのを書いてほしいです!!! (2018年8月31日 13時) (レス) id: aef939673d (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 反抗期のリク消化、ありがとうございます！おもしろかったです！ (2018年8月31日 11時) (レス) id: a916be50ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：でこぽん。 | 作成日時：2018年8月9日 17時
