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「てめぇスモーカー！ふざけんじゃねぇ！」
「中将に傷一つつけたらただじゃおかねぇぞ！」
「うるせぇな。」
遠くから叫ぶ野次馬に眉をしかめるスモーカー。
「ハンデはどうしましょう。武器無しでいいかしら。」
「どうでもいい。俺は俺のやりたいようにやるだけだ。」
Aと向き合って構えるスモーカー。刀をヒナに預けて、悠々と立つA。ヒナが叫ぶ。
「はじめっ！」
「ホワイト・ブロー！！」
たん、と軽く地面を蹴って避けるA。
「チッ…ホワイト・スネーク！！」
再び地面を蹴って、攻撃をのらりくらりとかわす。
「ふふ、じゃあ次は私の番ね。」
そう言うと、スモーカーに向かって猛烈なスピードで走り出す。
(っ、やばい！)
直感で感じ取ったスモーカーは空中に逃げる。しかし、すぐそこまで来たAの右手がパシンとスモーカーの腕を掴む。
「何っ？！」
「あら、そこは知識不足みたいね。」
もちろん彼女の右手は黒くなっている。そのまま空中から引き摺り下ろして、地面に叩きつける。
「ヴッッ！」
とんでもないパワーで地面と衝突し、思わず唸り声を上げる。スモーカーの上にはAが跨り、首には彼女の細い指が添えられていた。
「っ！A中将の勝利！！」
水を打ったように静かになった運動場。それもそのはず。色々スモーカーに文句を言っていたものの、皆、スモーカーが自分たちの中で最も強い事ぐらい知っていた。そのスモーカーがかすり傷付けることなく簡単に負けてしまった。驚くに決まっていた。
「別にそんな驚くことでもないだろう。」
教官室のドアの方から声が聞こえて、海兵たちが一斉に振り向く。
「げ、元帥殿！」
慌てて敬礼をする海兵達。
「うむ。で、A。そろそろどいてやったらどうだ。」
「そうですね。ごめんね、いつまでも乗ってて。」
「あ、ああ…。」
身体を起こして、座り込む。
「で、何か分かった？」
そう言いながらスモーカーに手を貸そうと、手を差し出すA。
「…。」
スモーカーはニヤリとして、彼女の手をグッと握る。
「テメェにだけ、ついて行く。」
「え？」
「「「は？」」」
「直属の部下にしてくれ。」
「っ、あははっ！いいわよ。これからよろしくね。」
「「「えええ〜？！？」」」
「おい、元帥。申込書あるか？」
「は？」
「ずりぃぞお前！」
「センゴクさん、手続きお願いします。」
「ヒナも部下になりたい！！」
「いいわよ？」
「「「えええ〜？！？」」」
センゴクの目が死んでいたと誰かが言っていた。
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Marinta Galaxy(プロフ) - スモーカーとヒナとの絡みがどういう展開になるか楽しみです。 (2018年9月9日 23時) (
レス) id: 74fb657421 (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 小ネタで思わず吹きました笑 (2018年9月9日 19時) (レス) id: 724e7d37e6 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 私がリクエストしたものを書いて下さって有り難う御座います！いやー、まだ途中？でも面白いですね！白ひげは普通の話として書いて下さい！逆にお願いしますっ！ (2018年9月1日 11時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
和楽器(プロフ) - あの私も、もう一回リクエストします。夢主が行方不明か迷子になったてのを書いてほしいです!!! (2018年8月31日 13時) (レス) id: aef939673d (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 反抗期のリク消化、ありがとうございます！おもしろかったです！ (2018年8月31日 11時) (レス) id: a916be50ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぽん。 | 作成日時：2018年8月9日 17時
