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Aは床に手をそっと起き深く頭を下げる。
「どこの者かも分からない私の命を助けて下さってありがとうございます。」
と、白ひげがAをじっと見つめる。Aも顔を上げて白ひげの顔をじっと見つめる。
ガタンとその部屋にいた四人が膝をつく。その音と同時に部屋に充満していた威圧感が消える。
「グララララ、あの若造以来だぞ、こんな強い覇気は。」
「お褒め頂き光栄です。」
「っ…ビクともしない上に親父と同格の覇王色まで…！あんた何者だよい…？」
肩で息をするマルコが苦しそうに言う。他の3人はあり得ないものを見るようにAを見つめる。Aは首を傾げながら微笑む。
「俺の予想を前提として話すが、聞いた以上に相当な美人なもんだなぁ。例の中将ってのは。」
中将と聞いたサッチ、イゾウ、ハルタは身を強張らせてAに殺気を向ける。マルコは戸惑ったように白ひげとAを交互に見た。
「あら、ふふ。バレていたのね。でも美人は間違いよ。」
「女を船にあげたと聞けば、とんでもない気配がナース室の方にいたからなぁ、グラララ。」
「本当なのかよい。」
「…マルコさん？」
「…本当に海軍なのかよい。」
Aは少し微笑むと、体をマルコの方に向け、まっすぐな目でマルコを見つめて言う。
「海軍本部中将、フィオーレ・Aです。」
「…そうかよい…しょうがないな、引き上げちまった俺も悪いが、あんたには…。」
マルコも戦闘態勢に入るが、白ひげが口を挟む。
「マルコ、その必要はねぇよ。大人しく逃げずにここまで来たってのは、話す気があるってことだろう？」
「こんな怪我なんですし、最初は逃げようかと思いましたけど不死鳥さんが現れたから逃げられないと思ったんです。白ひげさんにだって気づかれていたんですから。そもそも命を助けて頂いたのに攻撃するなんて、人として私はできません。それに白ひげさんこそ、呼んだと言うことは攻撃する気は無いということでしょう？」
「グラララ、海軍にしては珍しいお人好しだな。おい、殺気をいい加減しまえ。」
戸惑ったように殺気をしまう四人。
「にしても、どういう経緯でこの海に浮かんでたんだ。」
肩を竦めながらAが答える
「人質に取られた能力者の部下を庇ったのよ。それで海楼石の弾に当たって、海に落ちて。そのまま海流に乗って流れ着いたってところかしらね。」
「これまた相当なお人好しだな。それに能力者だったのか。能力を使う噂なんて無いが？」
「基本は体術と刀なのよ。」
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Marinta Galaxy(プロフ) - スモーカーとヒナとの絡みがどういう展開になるか楽しみです。 (2018年9月9日 23時) (
レス) id: 74fb657421 (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 小ネタで思わず吹きました笑 (2018年9月9日 19時) (レス) id: 724e7d37e6 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 私がリクエストしたものを書いて下さって有り難う御座います！いやー、まだ途中？でも面白いですね！白ひげは普通の話として書いて下さい！逆にお願いしますっ！ (2018年9月1日 11時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
和楽器(プロフ) - あの私も、もう一回リクエストします。夢主が行方不明か迷子になったてのを書いてほしいです!!! (2018年8月31日 13時) (レス) id: aef939673d (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 反抗期のリク消化、ありがとうございます！おもしろかったです！ (2018年8月31日 11時) (レス) id: a916be50ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぽん。 | 作成日時：2018年8月9日 17時
