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白い鯨の船は穏やかな海をのんびりと浮かんでいた。
「おーい、マルコ！」
「フランスパンなんだよい。」
「言い方がひでぇな。さっき今1番近い縄張りから連絡があったんだが、中将が乗った軍艦が居るんだとよ。」
「中将ぐらい一瞬で片付くよい。それに1番近いっつても相当距離あるだろい。」
「一応だよ、い、ち、お……。」
「？？なんだよい？」
「…いや、こんな何もない海に樽とか流木が大量に流れてきてるから、ほら見てみろよ。」
「あ？ほんとだよい…たしか例の縄張りからこの海にかなり強い海流が流れているらしいよい。」
「へぇ〜…っ！おい！あれ、人じゃねぇか？？」
そこには大きな流木に顔を伏せた状態で上半身をぐったりと乗せている青い髪の女がいた。
「やべぇじゃねぇかよい！おい、サッチ！ナース呼んでこい！」
「おう！」
不死鳥に変化したマルコはその流木まで一直線に飛んでいく。
「おい！あんた大丈夫かよい！？」
近寄れば意識はないが苦しそうに息をしている女。
「これはやばいよい。」
急いで女を背中に乗せて急いで船へ飛ぶ。
「マルコ隊長！この担架に乗せて下さい！！」
「分かったよい！」
優しく姫抱きにして、ゆっくり担架に乗せる。今まで伏せていて見えなかった顔が晒される。
「すっげぇ…綺麗。」
サッチが声を漏らす。ナース達も息を飲む。白い肌に長い睫毛。綺麗な形の唇。マルコも柄になく息を止める。そしてマルコがあることに気がつく。
「…こいつ、腹から血流してるよい！ずっと海に浸かってたようだからやばいよい！」
「っ！早く運ぶわよ！」
パチリと目を開くA。あれから海に落ちて、力を振り絞って流木に掴まって…気絶したのだろう、と頭を回転させて今の状況を認識する。
(どなたに拾って頂いたかと思ったら、これはとんでもない気配…)
船の奥の方から感じる大きな気配。
(海賊船以外考えられない。多分四皇。)
流石にやばいと思い、体を起こす。
「いった！」
お腹には綺麗な包帯が巻かれていた。背中に海軍コートは無く、着替えさせられたようで白いブラウスに黒いズボンの状態だ。と、部屋のドアが開く。
「あら？起きたのね。傷が酷いから安静にしてね。」
「いえ、このくらいの傷は大丈夫です。助けて頂きありがとうございます。」
「大丈夫って言っても体に弾が残ってたのよ？」
「いや、でも…そろそろ行かなくちゃ…。」
「そう焦るなよい。」
ドアに寄りかかって言うマルコ。
(不死鳥マルコ…！つまり白ひげの船…か)
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Marinta Galaxy(プロフ) - スモーカーとヒナとの絡みがどういう展開になるか楽しみです。 (2018年9月9日 23時) (
レス) id: 74fb657421 (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 小ネタで思わず吹きました笑 (2018年9月9日 19時) (レス) id: 724e7d37e6 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 私がリクエストしたものを書いて下さって有り難う御座います！いやー、まだ途中？でも面白いですね！白ひげは普通の話として書いて下さい！逆にお願いしますっ！ (2018年9月1日 11時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
和楽器(プロフ) - あの私も、もう一回リクエストします。夢主が行方不明か迷子になったてのを書いてほしいです!!! (2018年8月31日 13時) (レス) id: aef939673d (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 反抗期のリク消化、ありがとうございます！おもしろかったです！ (2018年8月31日 11時) (レス) id: a916be50ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぽん。 | 作成日時：2018年8月9日 17時
