本当の性格(？) ページ4
先ほどまでの凛とした声は何処へやら、へにゃへにゃと座り込む。センゴクが苦笑いしながら言う。
「今日も医務室に運ばれた海兵の数は200人越えか…。いい加減軍艦での仕事を減らすか…？」
「そうなんですよ！なぜか今日もみんな体調不良で…やっぱり、やり方が悪いんですかね…。」
しょぼんと子犬の耳が垂れたように俯くAにセンゴク、三大将、二人の中将が(真顔で)心の中で悶える。そう、彼女は部下を持ち始めてからというもの部下達の不可解な行動や症状が頻発することに戸惑い、不安になり、自信をなくしていたのだ。もともと頼れる上司になりたい！とやり始めたあのキャラを辞められなくなり、部下の前ではキャラを変えるようになってしまったのだ。ほんとはヘニャヘニャかわいいキャラなのに。(本人無自覚)(重要)
ちなみにこれを知っているのは海兵の中ではこの6人だけだ。あと、中将達にもキャラを変えているのは部下と同じような症状が見られて怖いからだ。吹き出しそうになる鼻血を堪えて、クザンが優しく言う。
「大丈夫だよAちゃん。部下からも慕われてるし、仕事もちゃんとやってる。君は完璧なんだから、心配しなくていいよ。」
俯いていた彼女はクザンの言葉を聞いて顔を上げる。
「っ、クザン〜！！」
Aは感極まってクザンのお腹に突進して抱きつき、涙をいっぱい溜めた大きな目でクザンを見上げる。
「グフォッッッ！！！」
しっかりとAに見えないように隠して、思いっきり吐血する。サカズキとボルサリーノが恨めしそうな顔で見つめる。そしてクザンは小声でボルサリーノに言う。(サカズキは手がマグマになっててあれだから)
「俺…A中将の笑顔の耐性講座もう一回と、涙目で上目使いの耐性講座加えて受けようかな。」
「主催者が受講するってどう言うことさぁ〜？それに新しい講座なんてまだ聞いたことないよぉ〜？」
そんな大将達を見兼ねたおつるが彼女に声をかける。
「ほら、おいでA。今日は私は休みだからお茶でもしよう。たくさん相談しな？」
「ううっ、おつるさぁああん！」
すぐにクザンからおつるに切り替えたA。クザンハ、セイシンテキナダメージヲ、ウケタ。クザンハ、タオレタ。おつるはAに見えないように5人に向かってドヤ顔をきめる。☆winnerおつる☆
ドヤ顔された五人はぐっと、悔しそうに歯を食いしばり、手を握りしめる。三大将にいたっては能力が発動しかけている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Marinta Galaxy(プロフ) - スモーカーとヒナとの絡みがどういう展開になるか楽しみです。 (2018年9月9日 23時) (
レス) id: 74fb657421 (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 小ネタで思わず吹きました笑 (2018年9月9日 19時) (レス) id: 724e7d37e6 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 私がリクエストしたものを書いて下さって有り難う御座います！いやー、まだ途中？でも面白いですね！白ひげは普通の話として書いて下さい！逆にお願いしますっ！ (2018年9月1日 11時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
和楽器(プロフ) - あの私も、もう一回リクエストします。夢主が行方不明か迷子になったてのを書いてほしいです!!! (2018年8月31日 13時) (レス) id: aef939673d (このIDを非表示/違反報告)
ボルさんLOVE - 反抗期のリク消化、ありがとうございます！おもしろかったです！ (2018年8月31日 11時) (レス) id: a916be50ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：でこぽん。 | 作成日時：2018年8月9日 17時
