ゆるふわおにいさん【歌い手】【男主】

＊ ページ29

『ふーん。2人とも埼玉と名古屋で結構離れてるのに東京の大学で先輩後輩だったんだ』

「そ、そーそー！俺とセンラと…あと2人いてな、その4人で音楽のサークル作って、」

ふーんと声に出せばすこしびくっとする高橋。
…なーんか怪しいな〜

『そうなんだ。あと2人ってどこから来たの？』

「ぁ、えーと…それは…」

…怪しいんだよな〜
高橋は元々あまりうそが得意そうじゃないし目逸らしまくりだしな〜…

『それは？』

「2人とも東京！の！やつでさ！」

『へー。そのバンド名ってさ…もしかして、』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

side浦田

『うらしまさかたせんだったりする？』

｢ぇ｣

楽しそうに頬杖を着きながらキッチンの前の小さなテーブルで俺と向かい合う小関。

やっぱ綺麗な顔してるな〜…まつげながっ

ってそうじゃなくて！！！！

『前にセンラがさ〜俺歌い手してるんですって言ってくれたんだけど…一緒に飲んでる時とかたまーに"うらしまさかたせん"って言ってるから』

…えーと…つまりそれはセンラはだいたい話を…してしまった…？？

一気にぐったりと力が抜けて背もたれにもたれる

「なーんだ…バレてたのかよ…」

『ぁ、いや別に俺が聞き出した訳じゃなくてね。坂田くんと話し合って俺に話してくれたんだ』

｢坂田も？！？！？！？！｣





…あいつシメる

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