甘美な××を君に【浦島坂田船】【歌い手】【男主】

××23回 ページ26

どっから話しましょうかねぇ、、
あぁごめん長いもんで。

聞いてるうちに眠くなるかもしれへんですよ。
えぇ？そんなことない？君は勉強熱心ですねぇ、、、

逃げる手だてでも、、まぁええですわ、どうせ逃げれへんのですから。

俺が今から話すのは、吸血鬼と天使の話です。
愚かしい2人のね



俺は吸血鬼と、天使のハーフなんです。


そんな驚いた顔するんですか？？
面白いですねぇ。まぁ話を続けますと

俺の母親が天使、父親が吸血鬼やったんです
十字架はダメでも天使はダメやないんですよ？知ってました？

まぁ父さんは母さんの血は飲めへんかったらしいですけど、、、

2人は周囲から猛反対を沢山受けたらしいです。
せやのに二人でいる事をやめずに駆け落ち。
人間界に2人して魔力なんかも捨てて降りてきたんですわ


、、、そこまでは、良かったんです


まぁ聞いての通り2人はお互いの種族を裏切りましたからねぇ。
普通に暮らせる訳もあらへんのですわ。

五百年くらい前やったかな、、ここに連れてこられて、必ず迎えに来るから、まっててって浦さんに預されたきりです。

え？なんで君がそんな泣きそうな顔するですかー






2人は馬鹿なだけやったんです

それで産まれたのが俺。



吸血鬼にはありえない金髪金目。
日光にも当たれる。




、、、こんな血、捨ててしまいたい

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