BTSと天使ちゃんのお話 15

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男子「おーい、練習しようぜ！」



瑠衣「おー。」



みんな創作ダンスで覚えた振り付けの最終確認をグループに別れてする中



大倉さんは先生が考えたのを踊るらしく
1から教えてもらうみたい




先生「じゃあゆっくりやると、」



千里「1回全部見せて貰っていいですか？」



練習に集中してない訳じゃないんだけど
ちょっと大倉さんが、いや、かなり大倉さんが気になる



ペちペちと頬を叩いて気合を入れたかと思うとさっきのぽけっとした時には考えられないくらい集中した視線を向けてる




先生「っと、これで終わり」



千里「わあ、ありがとうございます！」



1曲踊り終わると鋭かった視線がふわりと和らいでパチパチと小さく拍手を送ってる



先生「じゃあ1から、」



千里「あ、今ので何となく覚えたんで1回先生の後ろで一緒に踊っていいですか？」



瑠衣「は…？」



自分の耳を疑った
たった１回だけ見ただけの踊り


そんなの踊れるわけないって思ったのに
大倉さんはほぼ完璧に踊り切った




千里「んー、やっぱり難しいですね笑 間の振り付け教えて貰っていいですか？」



先生「え、あ、そうね…」



先生も驚いてるのが遠くから見てもよくわかる
大倉さんは只者じゃなさそう…

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