BTSと天使ちゃんのお話 12

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ナムジュンside



スタッフ『開演20分前です』



もう少しでアミ達の前に立たなきゃいけない



メンバーはバラバラに座ってて、いつもはこれから沢山パフォーマンスをして疲れるのに走り回って遊んでるマンネラインも



今日はすごく静かでどこか一点を見つめてる




ヒョン達もぼーっと心がそこにない感じ




ナム『もうすぐパーティーが始まるんだぞ。デビュー日だ、辛気臭い顔してないで楽しもう！』



手を叩いて呼びかけるけど
そんな気分じゃないと言わんばかりの顔をされる






俺だってわかってる。





リーダーとして、もっと1人1人に気を配るべきだった


千里はあれくらい平気だと、心が広いから大丈夫だと過信してた




そんな考えが甘くて千里の心の傷は思ったよりも深く最悪の展開を迎えてしまった




誰が悪くて誰が悪くないかはわからない
そんなの言い出したらキリがない




だけど、千里を傷つけたことに代わりはない



もう連絡がとれなくなった千里が日本で元気に生活してくれてるといいけど、俺達の心にぽっかりと空いた穴はもう二度と埋まることはないんだ




ホソク『おーい、行くよ！』



ナム『ああ、行こう』



ホソク『…ナムジュナ、大丈夫だよ。あんまり気負いすぎないで』




マネ『ステージに出る前に少し話がある』




ジン『なんですか？』



マネ『千里の脱退の件だが、現実を受け止めきれてないファンや放送を見てなくて知らないファンがいるからお前達の口からしっかりと伝えて欲しい』




ナム『わかりました』

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