依存系妻＊Ryusei.F 4.27完結

おまけのおまけ ページ50

…




紫耀『オクトパス、オクトパス』






受験生になると言うのに依然としてそれしか言えない君の英語力。




君を見守る過程で、私は癌を宣告された



流星『紫耀には…言うん…』



『……言えないよ。…言えないっ！』



その場で泣き崩れた私を受け止めるように流星がその場に来た。



流星『わかった。当分紫耀には黙っておこう…』




『あの子はそんなに感鋭くないから…大丈夫。だと思うねん。』




私は入院を余儀なくされた。
紫耀には流星からお腹を痛めて長い長い入院になってしまった。けど、絶対に治る病気だ。
と。なんか、理由もバカっぽい




でも、それで元気な紫耀が見れるなら…




紫耀『おかあさぁぁん！来たで！』



今日も元気いっぱいな紫耀。





紫耀『きょうな！きょうな？みひこでてきたねん！』



君とこんなふうに馬鹿な話をするのは私の闘病生活の中で最高の刻だった。




もっと、
もっと。




君とこんな馬鹿な話をしていたかった。





…永い闘病の末。
私の病気が良くなることはなかった。





紫耀『おかあさぁぁん！来た！』




今だってほら、紫耀の顔を見たら泣きたくなる




『紫耀。今日はなにしたん？』



紫耀『今日これ書いたねん！』




『ん、なになに？「俺のお母さん。

俺のお母さんは、ごてごての関西人なんや！お父さんもお母さんのこと大好きやしおれもだいすきやわ


でもな、お母さんはは恐いねん。
すぐ怒るんや。俺が隠し事をすると



でも、自分はすぐ隠し事すんのに。なんでやんな？


俺はその度にお母さんに怒るんやわ。



でも、それは楽しいから




またお母さんのこと怒りたいな






ひらのしょう』




紫耀『お母さん。おこるで』





…


……





『・・・・ぐすん…ぐすっ』




紫耀『え、お母さん泣いてるん？』





『…紫耀。、ごめんな。なんにもできひんかったな…紫耀。、あぁ、紫耀。ごめんなさい』





君のことをバカだって括ってずっと騙してた







…







もう少し







あともう少しだけ








君にはバカでいて欲しかった








あぁ、当分成仏出来ないかもしれない







この馬鹿な息子を見守るために









終わり♡♡

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