依存系彼女＊Ryusei

レーゾンデートル ページ35

…







流星said








公園に着くなり、俺の背中で寝始めた彼女。









流星『…こんな無防備に寝やがって…』









ムラムラする…









耐えろ！俺の俺！









そんなことを思っていた時









ピピピッ









電話がなった。









流星『はい？もしもし。』






？『流星？久しぶりやなぁ』









流星『その声は…もしかして淳太？』









？『そうやで！ほんま久しぶりやなぁ』









俺の友達…中間淳太は大学時代の先輩で現在ウェディングプランナーをやっている







流星『急に電話して…どうかしたん？』








中間『聞いてほしいことがあんねん…』







流星『ん？…どしたん？』








中間『今日な、ヤクザの結婚式担当したんやけど…ビデオから急にちょっと如何わしいビデオが再生流れてきたんよ』







流星『うわ…』







中間『…それでな、そのビデオを担当した俺の後輩プランナーが女性なんやけど…ヤクザに土下座しろって言われてて…』







流星『それで？その人は？土下座したん？』






この時の俺はまだ呑気に聞いていた、







中間『…したんよ。ホンマにえらいやつやと思う。』







流星『へぇ…偉いね…』








中間『ヤクザはそれでも怒りが収まらんかったんかそのプランナーの履いてたピンヒールをそいつの頭にグリグリやっとったんや…






そいつはよっぽどショックだったのかピンヒールも受け取らんと裸足で帰ってしもうて…』







裸足？





ピンヒール？







その瞬間全てが繋がった気がした。







流星『なぁ、淳太！淳太の務めてるホテルってなんつー名前っ!!?』





中間『…なんや？そんなこと聞いて…西日ホテルやけど？…』







流星『………はっ！…淳太！ありがと！』








電話を切ると、お見合いをした時に貰ったAのカードを見た…








村上A






西日ホテルブライダル事業部勤務…






言葉だけが頭の中を入っていった

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