梵天秘書の仕事はせーよく処理らしい (ページ8)

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∬ ページ8

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「久しぶりだね〜Aちゃん♡」

『蘭さん…お久しぶりです…』

あれから気づいたらベッドの上で寝ていて

布団もかけられていたのに肝心のま…ボスがいなくて探しに行こうとボスの部屋を開けた瞬間

幹部の蘭さんがいた

『私に何か用でしょうか…』

「ん〜？見せたいものあるからこっちきてくれる？」

こっちと称されて私の手を自然と繋いできた後にクイっと引かれて蘭さんの後ろをついていく

幹部の蘭さんが私に見せたいものってなんだろう

蘭さんは幹部の中でも行動が読めないって、同期の間でも悩んでる人いたから少し不安

ついていった先には蘭さんのお部屋

連日幹部のお部屋にお邪魔するなんていう恐れ多いこと

これも秘書という立場のおかげ？？

慣れた手つきで鍵をカードリーダーに読み込ませて指紋認証＋虹彩認証でドアが開かれる

幹部の方たちの部屋だけ本当に豪華で

立ち入るのに構えている私の背中、というか腰を引いてなんの躊躇いもなく部屋の中に連れられた

「ここで座ってもう少し待ってな〜」

『あ、はい…』

私にそう言って蘭さんは奥の部屋に消えていった

言われた通り座り心地の良い手すり付きの椅子に座る

やっぱり高級なのか、手すりに何か紐？というか何かついているのはみたことがなくて

高いものはセンスが違うんだなぁと思っていると蘭さんが帰ってきた

私に見せたいものがあるとどっかにいっていたはずなのに、何も持っていない蘭さんは何しにいったのか

気になっていると蘭さんが私に近づいてきた

「ん、じゃあ手すりに腕置いて」

腿の上でクロスしていた手を持たれて手すりに置かれる

その瞬間、オシャレだと思っていた紐みたいなのが勝手に動き出し私の腕に絡みついた

なんだこれと言葉に出せず、蘭さんの顔を見れば、なんともまぁ、楽しそうな表情

「拘束えっち、A初めてでしょ？」

何その不穏な単語

聞いたのも初めてだけど、こちとら初めてのえっちは先程、あなたのボスとの経験なんですよ

私って本当に秘書の役割これだけ？

楽しそうな表情でポッケから何やら可愛らしいピンクの小型な物を取り出す蘭さん

何気にピンクの小物とか持つんですね

意外です蘭さん

なんて呑気に思っていた自分を殴りたい

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