白岩ちゃんのINI活動記録2 (ページ18)

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幸せにする（3）ページ18

白岩side

蒼太に連れられて、休憩所に来る

特に嬉しい訳でもない気まずい再会に花は咲かない

大橋「ごめんね、忙しいのに呼び止めて」

白岩「いや…全然…。蒼太の方が忙しいじゃん」

大橋「そんなことないよ」

気まずい…楽屋戻りたい…

大橋「グループ楽しそうだね」

白岩「うん、楽しいよ」

大橋「あの中に好きな人とか居ないの？」

白岩「なんで…笑」

大橋「……俺さ、Aとの事忘れられない」

白岩「…」

大橋「Aがアイドルやめて、付き合って、それでもアイドルを諦めないAをかっこいいと思ってた。学校でも人気で…不安とか劣等感も感じて…」

白岩「うん」

大橋「だからAに似合う男になりたくてここまで来たんだ…もう1回やり直したい」

白岩「蒼太…」

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池﨑side

大橋「もう1回やり直したい」

2人の姿を見つけたと同時に耳に入ってきた声

まあ、そうなるよなって冷静に思う気持ちとAはどう答えるんだろうっていう不安な気持ちが交差する

白岩「蒼太…」

大橋「あれから1度たりともAのこと忘れたことない。今の俺ならAのこと幸せに出来る。だから、もう一度チャンスが欲しい」

白岩「…蒼太、私もあれから蒼太のこと忘れたことは無いよ」

池﨑「っ〜…！！」

白岩「でもね、私、もう幸せなんだよ。メンバーに沢山沢山幸せにしてもらってる。だから、私は今ある幸せを大切にしたい……寄りを戻すことは…できない」

ここからだとAがどんな表情でいるのか分からない

でも、Aがそんなこと思ってたなんて…

胸が締め付けられる

やっぱり俺はAのことが好きだ

気づいたらAの傍に行って、手を掴んでいた

白岩「理人…！！」

大橋「池﨑さん…」

池﨑「Aのことは…渡せないです、、、ごめんなさい」

そう言ってAの手を引く

白岩「あ！ちょっと待って、、」

俺の手を離して大橋さんの元に駆けていく

大橋「？」

白岩「蒼太！私はINIになって、もう幸せすぎるくらいだから、蒼太はもっと自分のこと幸せにしてあげてね。じゃあね！！」

大橋「っ…」

Aは言い終わると俺の元に戻ってきて、またいつもみたいに手を繋ぐ