僕に惚れて下さいっ!!【雨宮太陽】

8.バレた ページ9

家に帰り、お日さま園の門を開けたら子供達が遊んでいた。





A「ただいまー」


「あっ!Aお姉ちゃんだー!」


「ねぇねぇお姉ちゃん!お友達とちゅーしたの!?」


A「え、ちょっと待って。誰がそんな事言ってたの?」


「んーとねー。せんせー達!!」





くそっ...。あの大人組めっ。


急いで玄関に行き、靴を脱ぎ遊び場ルームへ急いだ。


そこには、女子複数と晴矢兄さんと風介兄さんがいた。





A「誰だー!子供達にキスした事言った奴!!」


「「「晴矢」」」


南雲「はぁ!?ふざけんな!」


A「ふざけんなはこっちだよ!まて晴矢兄さん!!」





私と晴矢兄さんの鬼ごっこが始まり、皆は止めようとしない。むしろ、呆れていた。





ヒロト「はい、ストップー」


A「うわっ」





ヒロト兄さんの腕の中に収まり、ジタバタしても解いてくれない。


一方、晴矢兄さんと言うと私を見て笑っていた。


そう言うの、さらにムカつく。





ヒロト「んで?Aはなんで晴矢を追っかけてたの?」


A「...晴矢が、子供達にバラしたから」


ヒロト「何を」





...暫くの沈黙。


だが、それを破ったのは部外者。





緑川「新雲学園のキャプテン___雨宮太陽とキスした事?」


ヒロト「!! うっそ...」


A「はぁぁ...」





リュウジ兄さんが後ろからひょこっと顔を出して言ったのだ。


リュウジ兄さんは私の顔色を伺い、ヤバいと言った顔になり、ヒロト兄さんは目を丸くして言葉も出なかった。





緑川「わ、悪い、A」


A「いや、リュウジ兄さんは何も悪くないよ」





その後、質問攻めをされる私であった。

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