僕に惚れて下さいっ!!【雨宮太陽】

4.期待と思い ページ5

放課後




A「あ、葵ー!桜井さん、サッカー部のマネになりたいんだって。だから一緒に行こう?」


空野「本当?喜んで!」





私達はサッカー棟へ行き、女子更衣室へ行って着替えを始めた。


桜井さんは何で私がいるのって顔をしているのに気がついた。





A「あぁ、野球部は女子更衣室がないからサッカー部の女子更衣室を使用させてもらってるんだよ」


桜井「そうなんだ。じゃ、頑張ってね!」


A「よしっ!じゃ、そっちも頑張ってね!」





着替えが終わり、荷物を持って外へ向かったら葵に止められた。





空野「今日もあの人、来るかな」


A「あの人...ね」


空野「ははーん、どこかで期待してるんでしょ」


A「違う。じゃ!」





急いでその場から離れようとし、グランドへ向かった。


そしたらもう、野球部は揃っていて練習を始めていた。





A「遅くなってすみません」


高野「おー、A。大会が明日だってのに遅刻するとは良い度胸だな」


A「え、明日大会?」





忘れてたー...。明日大会だったとは。


そう言えば、今日高野先輩に会った時に遅刻するなよと言われてた。





A「そ、そう言えば先輩。新雲学園って知っていますか?」


高野「まぁ、明日そこで試合を行うところだからな」





あ、そっか。


あのオレンジ髪の人、制服が新雲学園だったからきっと新雲学園の生徒だ。


明日、会うのかな。


あれ、何でこんな事思ってるんだろう。

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