Aぇ！groupの紅一点は最年長-福本大晴ver- (ページ6)

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第6話ページ6

男性スタッフさんが姉さんの肩を触った時
姉さんの肩が大きく震えた。

もしかしてストーカーしてるスタッフさんって
この人・・・？

この場に長時間、居るのは可哀想だと思い

良規「姉さん、まだ眠いんですよね？
　早よ楽屋に行って休みましょ。では失礼します。」

姉さんの持っていた荷物を持ち
姉さんの背中に手を回し歩き出す。

A「良規・・・。」

良規「楽屋に着いたら話、聞きますね。」

A「うん。」

背中を摩りながら楽屋に着き、姉さんを座らせる。

良規「姉さん、話を聞いていいですか？
　ゆっくりでいいですよ。」

A「予想はついてると思うけど
　さっきのスタッフさんが付き纏ってるスタッフさん。」

良規「やっぱり・・・。」

それからゆっくりでもスタッフさんにされた事を話してくれた。

良規「辛かったですね。」

A「んっ・・・。」

辛いはずなのに姉さんは泣かない。

俺は姉さんほど強く生きる女性を知らない。

A「メイクしないと。」

良規「出てましょか？それとも居た方がいいですか？」

A「良規の時間が大丈夫なら居てほしい。
　今、1人になるの怖い。」

良規「分かりました。
　インタビューの用紙だけ書いてていいですか？」

A「いいよ。このペン、使って？」

良規「ありがとうございます。」

インタビュー用紙を書きながら姉さんから聞いた話を
大晴と誠也くん、こじけんにLINEで伝える。

誠也『はぁ？！ふざけんなよ。』

大晴『A、大丈夫なん？！』

良規『さっき、メイクを始めたとこ。
　スタッフさんに肩を触られた時、震えてただけ。』

大晴『そっか。』

それからスタッフさんに事情を話し
姉さんの撮影時間と俺の撮影時間をズラしてもらい
姉さんのそばに居れるようにした。

昼過ぎに、こじけんがスタジオに来てくれて
俺は午前中の遅れを取り戻すように急ピッチで撮影した。

先に撮影が終わった姉さんのそばには、こじけんが居る。

健side

まっさんからスタッフさんにされた事の
詳細LINEが来た。

FINE BOYSの撮影が終わり◯◯スタジオに来た。

まっさんからのLINEでは震えとったって聞いたけど
カメラの前でポーズを決める姉さんは
モデルの顔をしとった。

順調に撮影が終わり、まっさんの撮影が終わるのを
待ちながら大晴が来るのを待っている。

健「姉さん、このお菓子、食べます？」