Happy Birthday07 ページ31
既読がついたトーク画面を開いたまま、ため息を一つつく
まぁ、分かってはいた
私に職場の仲間がいるのと同じように、大我くんにもJrの仲間がいるんだ
そりゃあ仲間を優先するときもあるよ
..でも
「..今日は、私を優先してほしかったなぁ..」
大我くんの誕生日だからと、繁忙期真っ最中の今、なんとか半休取れるように半年前から申請出して
今日の午後全部お祝いする準備にあてたのに..
綺麗にテーブルに並べられた料理の数々
約束の時間もとうに過ぎて、それらはすべて冷え切っている
椅子の陰に隠したラッピングされた包みを見て、またため息を一つつく
..今回、すごく中島さんに協力してもらったのにな
男性の好みなど微塵も知らない私に、中島さんは色々指南してくれて
「でも京ちゃんは〜」とわかる範囲で大我くんの好みも教えてくれて
いっぱい助けてもらったのに..
「..ごめんなさい、中島さん」
ぼすん、とベッドに倒れこむ
ぼーっとしてると、大我くんの顔が頭をよぎり、目頭が熱くなっていく
「たいが、くん..
早く、会いたい..っ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 」
ガチャッ
枕に顔を埋めたその瞬間、家の鍵が開く音がした
そして扉が閉まる音がすると、すぐにどたどたと廊下を駆け抜ける音がする
..え、待って
待ってよ
私が、唯一スペアキーを渡している人は、今..
「A..ッ！」
仲間たちと一緒にいるって.. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Happy Birthday08→←Happy Birthday06：Taiga
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朔蘭@Jr垢(プロフ) - arupakay27さん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけてとても光栄です！ゆっくり更新ではありますが待っていて下さると嬉しいです！ (2017年6月21日 21時) (
レス) id: ba97804e3a (このIDを非表示/違反報告)
arupakay27(プロフ) - はじめまして！絶対に堕ちないを初めて読ませていただいて、それからこちらの作品も読ませていただいてます！！ドキドキして次どうなるんだろ！？と思いながら読ませていただいてます。お忙しいかと思いますが、更新楽しみにしてます！！！！！！ (2017年6月17日 21時) (レス) id: 3e944da8f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朔蘭 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2016年12月3日 0時
