白 い 牙 達 -第2章-

The Eve 4 -YOU side- ページ26

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チャニョルがあの世に行ってから1ヶ月…


何も変わりもしなく眠った姿


目を覚ました時に1人にはしたくないと思い、時間が許される限り、この教会に足を運ぶが何も反応しないチャニョル



『いつまで眠っているのかな〜……』


まるで眠り姫ならぬ眠り王子だね


そんなことを思いながら、チャニョルの寝顔を見つめる



考えてはいけないと思いながらも
“....このまま起きなかったら”
と考えてしまう時がある



『私がおばあちゃんになる前に起きてよね…』


冗談を呟きながらも、目からは涙で目が霞んでいく


そして、冷たい彼の頰に手をあててそっと口づけを交わす


『やっぱり…おとぎ話のようにはいかないよね…』



小さい頃に何度も読んだ眠り姫のようにキスをしたら起きるのではと思い行動に移すも希望は叶うことなく…



『……チャニョル、会いたいよ…』


そっと彼の胸に顔を預けて目を閉じて眠る

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