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CY side
偶然なのか、必然なのか分からない
だけど、いつの間にかAを俺のお気に入りのタンポポが広がる丘に連れてきていた
Aになら俺の心の中を打ち明けても良い気がした
CY「不死鳥、授業で勉強したよな
俺は不死身なんだ、
この世界に命を宿してからもう100年になる」
『ん…』
あまり驚いてない表情からすると、俺の正体を知ったと同時にある程度長く生きている事は察していたんだな
CY「だから、段々と何の為に生きているのか分からなくなってきた」
いつから何の為に生きていくのか考える事すら面倒になり、日が昇り沈んでいく、その繰り返しの退屈な平凡な生活をしてきた
一面に広がるタンポポのように、花草も人間も命は有限だからこそ一瞬一瞬を力強く生きていく姿に美しいと思ったと同時に…命が儚いと思った
無限に続く自分の命に嫌気すら感じ、先に死す者に涙を流す事に疲れを感じ、全ての感情に瞼を閉ざすようになった
そして、段々と命あるものと距離を詰める事を避け始めると次第に段々と色を失っていく俺の目の前の世界
何もかも諦め、
ただ先の見えないまま怠惰に生きてきたある日
暁色に光る夕陽の下に現れたネックレスを身に付けている君
すぐに気付いた
この世界に命を宿す前に、俺に与えられた使命…
使命にすら面倒くさいと思っていた
俺も同類の悪魔と同じように
人間に不信感は拭えないと思っていた
しかし、遠くから見つめていれば、
おっちょこちょいでルハンとジョンイナに
振り回されている君が自然と放っておけない存在となり護りたいと思うと同時にこの平凡で退屈な毎日に色と輝きを取り戻してくれた
そして、俺にも生きる意味を与えてくれた
俺には、悪魔と違い幸福が訪れるかな
この腐った世界も捨てたもんじゃないな
CY「ふはっ…悪くはないな」
『え？！突然なに！？』
長い人生、Aに捧げるのも悪くないな
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まりてむ(プロフ) - じゅまさん» コメントありがとうございます！ ミステリアスなレイ君いっぱい味わってください！← (2018年7月24日 22時) (
レス) id: 3ea56c1d77 (このIDを非表示/違反報告)
じゅま - 文字が間違っていました (2018年7月23日 13時) (レス) id: 55bf43db79 (このIDを非表示/違反報告)
じゅま - 私的には誰レイがいいです。 (2018年7月23日 13時) (レス) id: 55bf43db79 (このIDを非表示/違反報告)
まりてむ(プロフ) - らいさん» 公開しましたので、是非読んで頂ければ嬉しいです 。 (2018年6月28日 22時) (レス) id: 3ea56c1d77 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - まりてむさん» そうゆう事ですね、間違えてるのかと思いました、待ってます (2018年6月24日 22時) (レス) id: 891eb7d4d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりてむ | 作成日時：2018年5月27日 15時
