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梵の皆が帰るのを見届けた後、私も帰ることにした。
『千咒！帰ろー』
「あー、ごめんA姉！」
『？』
「花垣とデート行ってくる！」
『デート？』
「遊園地！」
『そっか。22時には帰ってきなね』
「わかってる！」
「A、送ろうか？」
『え？あー、いいや。今日は歩いて帰る』
「そっか」
『うん。ワカくん気をつけて帰ってね』
「そっちもな」
あ、そーいや洗剤切れてたっけ？
ドラックストア寄ろっと。
そのとき突然頭に衝撃が走った。
『っ！？』
痛みがないから何があったのかわからない。
振り向くとバットを持ったロクハラのメンバーが数人いた。
「は！？痛くねーのか？！」
『あぁそういうこと…残念ながら私は痛みを感じることができないんだよ…ねっ！』
そうして一人を蹴り飛ばす。
その瞬間再び衝撃が走る。
『！？』
「ハハ、さすがにこれじゃムリだろ」
『釘バットって…古…』
あ、まずい。まぶたが重い。
私はそのまま意識を手放した。
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作者名：ただのオタク☆ | 作成日時：2022年12月31日 10時
