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「おーい、お前がAの母親かぁ？」
「え、あ…そうですけど、どちら様？」
少し顔を赤らめ聞くこいつは多分今「きゃ、イケメン♡」とか思ってるんだろうな。
Aの苦しみを知らずに能天気な奴め…
「オレ、Aをコンビニで拾った張本人。な？」
「！」
「なんであんな良い奴が捨てられて、苦しまなきゃいけねぇの？」
「さ、さぁ…私に聞かれても…」
「ちょっと、こっち来いよ」
そうして路地裏に連れ込んだ。
「お前、失敗作。」
「は、？」
「この世に必要ねぇ。何やって頑張ってもダメなんだよ」
「え、？なん、で…そんなこと言わないでください！」
「これ、全部Aに言った言葉だろ」
「！」
「お前さ、自分の母親にそんなこと言われて良い気分になるか？」
「え、っと」
「答えろ」
「イヤ、です…」
「うんうん。そうだよな。つまり、そのイヤというのをAはお前から受けたんだよ」
「っ…！」
「Aが受けた心の傷、身体につけてやろうか？」
「それって…」
「卑猥な事じゃねぇ。切れるような痛みだったとしたらカッターで切り刻む。
殴られるような痛みなら全力で殴ってやる」
「ﾋｯ…」
「それが嫌ならAに謝れ。もちろん土下座でな」
「え、」
「カッター」
「すみません！謝ります！！！」
「…じゃあ行くぞ」
「へ、どこに」
「あ"？Aのとこに決まってんだろ」
「…」
「おい」
「…」
「行くぞ」
「…」
「…そーかよ。じゃ、死ね」
「ただいまー」
『おかえり！千壽強くなったね…ってあれ？なんで返り血ついてるの？喧嘩した？』
「ん？あぁ、これなー、絡まれたワ」
『そうなの？それにしては血多くない？』
「鼻殴ったら鼻血ブシャーって出しやがってさ、俺にもかかった」
『え、そーなんだ』
「うん。それより千壽強くなったってマジ？見せて見せてー」
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作者名：ただのオタク☆ | 作成日時：2022年12月31日 10時
