paparazzi 104 ページ8
Aside
『ねえ、何でいないの？ねえ、何で置いていっちゃうの？ねえ！！！』
次の日、私の方が少し早く現場入り。
撮影を始める頃には既に廉も来ていて。
スタッフさんに昼から撮影で２時間くらいあるんですけどいいんですか？と聞かれると彼女の女優魂を見に来ましたって。自分の感情も入れやすくなるのでって。
春馬がいなくやって、悲しさに怒り狂い、髪の毛を切ってしまうこのシーンは2人が離れ離れになってからかなり重要なシーンになっている。
スタッフさんに地毛でやると言ったら凄く驚かれたけど、1発で決めてくれとのこと。
パリんパリん
私が手を使って、机の上にあったものを落として、そして何かが落ちた音。
『あ、この髪の毛。もう、要らないよね。こんなのあったって邪魔なだけよ！！！』
春馬が綺麗な髪だねと褒めてくれた。
長い髪の毛をしてると彼を思い出す気がした。
『こんな髪の毛、もう惜しくないわ』
そう言って私は、ハサミを手に取り、グサッと自分の髪の毛を切る。
そして、切り進めていた処に達也がやってきて。
恭平「クッソ、間に合わへんかったか。麻衣やめろ！！落ち着け！！」
『達也には関係ないやろ！放っておいてよ！』
そう言って近づいてきた恭平を突き放す。
そして、机の上にあったものを落とす。
恭平「放っておけねーよ！こんな事したって春馬は戻ってこねぇーんだよ！！」
そう言って恭平は後ろから私を抱きしめる。
『やったら、どうしたらええんよ..........どうしたらええんよ..........！！』
そう言って恭平に抱きしめられながら腰から抜け落ちて泣き出す。
藤野「はい、カット！よかったよ！二人共！」
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まーみん(プロフ) - 続き読みたいです！更新お待ちしております！ (2020年10月28日 20時) (
レス) id: 0d318b30bb (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ＭＭＭＭさん» コメントありがとうございます。嬉しいです！ (2018年6月3日 7時) (レス) id: 088692d195 (このIDを非表示/違反報告)
ＭＭＭＭ - 初めてドロドロ作品を見たんですが、はまっちゃいました！ (2018年6月2日 16時) (レス) id: c77dac933d (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - みれいさん» コメントありがとうございます！更新頑張りますね！ (2017年8月17日 23時) (レス) id: 088692d195 (このIDを非表示/違反報告)
みれい(プロフ) - この作品大好きです！お忙しいとはおもいますが、更新頑張ってください！ (2017年8月17日 10時) (レス) id: 63e87bcdba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい
| 作成日時：2017年4月7日 22時
