▽ 七夕の約束。61 ▽ ページ13
*
「お、お願いします…」
今日は紫耀さん達に
メイクとヘアメイクをしてもらう
12時30分紫耀さんは
この前みたいに迎えに来てくれて
今は紫耀の家
もちろん康二さん柊真さんもいる
そして
私の目の前にはたくさんの
メイク道具
「緊張してきた…」
康「そんな固くならんといて!」
紫「じーこはうるさいけど
メイクだけは上手やから!」
康「うるさくないわ!」
ふたりの会話に思わず笑う
でもメイクした事ないし
髪の毛も凝った事全然した事ないから
すごく楽しみ
康「じゃあメイクからやるで」
「あ、はい！」
康二さんは慣れた手付きで
メイク道具を選ぶ
3人共真剣そのもの
.
.
柊「よし、これで終わり！」
柊真さんに肩を叩かれて
恐る恐る鏡を見る
「…これ本当に私ですか…？」
いつも鏡で見る自分の顔と
全然違う
「…すごい…すごいです！」
紫「でしょー？」
柊「これなら優勝できるんちゃう？」
康「当たり前やん」
こんなにメイクで顔変わるんだ…
廉が見たらなんて言うかな…
紫「写真とっていい？」
「あ、はい！」
紫耀さんに写真を撮られる
紫「後で送るな」
よし、帰ったら廉に送ろう
別人みたいな私の事見て
びっくりするだろうなー
康「どうしたん？なんか嬉しそう」
「え？あ、メイクしてもらって
嬉しいんです！」
廉の反応が楽しみなんて
口がさけても言えない
*
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作者名：ちよこみる汰。 | 作成日時：2017年2月26日 2時
