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美紅side


「ご迷惑をおかけしました」


あの後、結局
今市さんは私を家まで送ってくれた。



隆「気にしないで。
お家の人も心配してるだろうから
早く入って(笑)」

マンションのエントランスに入り、
後ろを振り向くと
私がエレベーターに入るのを待っていたからか、
今市さんと目が合う。



そして、
優しい笑顔を見せて
手を振る彼。


単純にかっこいい……って思った。


私も彼に手を振ると
更に笑顔になって手を振ってくれた。


その笑顔に
私も思わず笑顔になる。



親友の家庭教師。
そんな彼は私を笑顔にしてくれる救世主
なのかもしれない。



それと同時に思ったんだ。



"啓司さんとはこうなる運命だった"って。


初めからこの恋にハッピーエンドなんて
存在しない。


私はゆっくり上昇していくエレベーターの壁に
もたれながら
決意した。



エレベーターから出たら
全て終わらせようって。



啓司さんへの好きという感情も
啓司さんとの行為も
何もかも思い出にして
終わりにする。


だからと言って簡単に解決する問題じゃない。


それでも

私が終わらせなきゃ。



静かに開いたエレベーターから1歩踏み出すと





『怒らへんのは今日だけやで。』


さっき連絡した
コッテコテの関西弁のうるさーい
お兄ちゃんが
待ち構えていた。



「ほんなら、昨日のお笑い見るの付き合ってや。」


『しゃあないな〜。妹の慰めでもしたろ。笑』


そう言って肩に手を回すお兄ちゃんに
嬉しくなって腰に手を回す私。





やっぱ、
私は皆から守られてるんやな____




ありがと、お兄ちゃん。

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メープル(プロフ) - 更新待ってます! (2017年1月16日 15時) (レス) id: 8e2ef6ede8 (このIDを非表示/違反報告)
ミク - けいじぇ何してんの〜!(笑) (2016年7月24日 23時) (レス) id: 6c84d39305 (このIDを非表示/違反報告)
そら - 更新いつまでも待ってます! (2016年1月14日 17時) (レス) id: 968ceb2c31 (このIDを非表示/違反報告)
おみゆい。 - 更新待ってます!! (2015年11月26日 17時) (レス) id: 3f8c3cab8d (このIDを非表示/違反報告)
ooooooomi - 更新楽しみにしてます!!!! (2015年9月16日 16時) (レス) id: 49eee0765d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mii. | 作成日時:2015年7月30日 22時

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