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思いのほか何も感じなかった。



会議室で告げられたことも

何も覚えてない。




『___今から停学処分なので、速やかに帰りなさい。』


『これで留学プログラムも無理だな。』


『落ちぶれたもんだ。』





大人たちが私の事を批難している事くらいしか

状況が分からなかった。




教室に入っても上の空でただ荷物をまとめることしか出来なかった




『Aっ!!』



名前を呼ばれて顔を上げたら私の周りには友達がいた。



『うちらのせいでごめん!』

『Aはなんも悪くないから!』




これだけ私のことを思ってくれる友達がいただけでも
幸せなのかもしれない。




美「A、、」


「美紅、いつでも話聞くからね。ほら私今日から自宅謹慎で暇だしさ(笑)」


美「馬鹿、、っ何やってんのよ、、!」





私の為に泣いてくれる友達の皆に申し訳なくなった。






ガラガラ



「片岡」






その声だけは耳にすーっと入ってくる






臣「下まで送る。早く来い。」





そう言われて

二人きりの廊下を静かに歩き出した







臣「____何してんだよお前。」



「すみません。」



臣「一番大事な時期にこんなことすんなよっ!」




先生の怒鳴り声に思わず足を止めた




臣「何があったのかは大体分かるけどさ、、

手挙げてどうすんだよ。ちょっとは将来のこと

真剣に考えろよっ!!」





「______考えてるよ。」





臣「は?」





「もう取り返しつかないけど私だって真剣に考えてる!けど将来とかそんな事より許せなかったからしたんだよ!」




臣「真剣に考えてるならなんであんな事したんだ?あ?進路に関わってるって分かってんなら我慢すりゃすんだ話だろうが!」




「こういう時だけ先生ぶんなっ!まじで嫌い!」





心底腹が立った。


先生の言うことは正しいって分かってるけど

今の私に正論なんていらない。




臣「おいっ!!」


「離してよっ!!」





先生の腕を振り切っても階段の踊り場で簡単に掴まる


力じゃ勝てないって分かってても私は必死に抵抗した







「痛いからっ、、!」



踊り場の壁に両腕を抑え込まれ身動きが取れない



臣「俺との今後にも関わんだぞ?だからこんだけ言ってんのがなんで分かんねぇんだよ!」



「私の将来と何の関係があんのよっ!」

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メープル(プロフ) - 更新待ってます! (2017年1月16日 15時) (レス) id: 8e2ef6ede8 (このIDを非表示/違反報告)
ミク - けいじぇ何してんの〜!(笑) (2016年7月24日 23時) (レス) id: 6c84d39305 (このIDを非表示/違反報告)
そら - 更新いつまでも待ってます! (2016年1月14日 17時) (レス) id: 968ceb2c31 (このIDを非表示/違反報告)
おみゆい。 - 更新待ってます!! (2015年11月26日 17時) (レス) id: 3f8c3cab8d (このIDを非表示/違反報告)
ooooooomi - 更新楽しみにしてます!!!! (2015年9月16日 16時) (レス) id: 49eee0765d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mii. | 作成日時:2015年7月30日 22時

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