登坂先生。２ (ページ15)

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美紅、大丈夫だといいけど。

『A、あのさ。』

「ん？」

『うちらAに言われた通り結衣のこと我慢してたけどそろそろ無理かも。』

「なに？なんかあったの？」

『奈子があいつらに嘘の言いがかりつけられてリンチされた。』

「____は？」

私の周りのギャル達にも手出したのか。

『これはもう、やるしかないんだけど。』

学校で問題起こしたらやばいって分かってるけど

私の友達に手出す奴は野放しに出来ない。

「____分かった。私が詰める。」

登坂先生とのことは何言われたって何されたって別に耐えれる。

けど、こればっかりは私だって我慢できない。

A『おい、やべぇよ！女子の喧嘩だって！』

B『まじかよ！』

目の前には結衣とその他の女達。

それに対して私一人。

騒ぎを聞き付けた生徒たちが周りを囲ってるけど

どうでもいい。

「あんたさ、やってる事分かってるよね？」

結「え？なんの事？全く分かんないんだけど、、」

「いつまで猫被ってんの？あー。そっか。男子生徒の前じゃ本性出せないか。」

とりあえず胸ぐら掴んでみるか。

結「いっ、、たいよ、、！」

結衣の耳元に顔を近づける。

「______絶対私には勝てない。全部諦めろ。」

結「______その言葉そのまま返すね？」

「は？」

訳が分からず思わず突き放した瞬間

結「痛いっ！！酷いよAちゃん！！」

そのまま結衣は倒れ込んだ

そして____

結「嫉妬でそんな事するなんて怖い！！」

結「私はただ登坂先生と仲良くしたかっただけなのに！！」

泣きながら喚くもんだから

大騒ぎになって最悪な展開になってきた、___

A『さすがに可哀想、、』

B『Aちゃんやり過ぎでしょ、、』

固まる私に結衣は

結「_____ざまぁ」

皆に聞こえないように静かな声でそう言った。

そこからは覚えてない。

ただ、私は

結衣に手を挙げたらしい____

『片岡さん、停学処分です。』

もう、終わった。