登 坂 先 生 。

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「……ってな、わけ。」




美「なるほどねー…」





イケメンな家庭教師とか危険な感じするけど♡
なんて言う美紅。







私は登坂先生の事でいっぱいだって
いうのに……(笑)







美「うわっ出たよ、小悪魔ちゃん。」






教卓の方見て心の声が出ちゃってる美紅。






そこにはもちろん




登坂先生と結衣ちゃんの姿。









………何あれ。








私も今回ばかりは見てしまう。







だって、





結衣ちゃん先生のスーツの裾ずーっと握ってるもん…








女子でも可愛いって思っちゃう…よ。








「………無いわ。」








今まであんまり興味持たないようにしてたのに。







ごめんだけど、結衣ちゃん。





私、好きになれないかも。








美「やっぱAもそう思うっしょ？」









ほんとに何あれ。




認めたくないけどすごいお似合いだった。









思わずガン見してたら









ﾊﾟﾁｯ








………最悪。





先生と目合ったし。









「ごめん……気、悪くなった。」







私は先生からの鋭い視線を逸らし







教室を出て行った。









何なの。





あんだけ思わせぶりな事しといて





結局は他の子にもあんな優しい顔するんだ。







はぁ………むかつく。








チャラ。






あーあ。






何なんだろうねー。







そんな事でキレてる私もわけわかんない。









「所詮、先生っしょ………」







どーせ。あと半年でバイバイする人じゃん。




あ"ーーーいらいらする！






もう岩ちゃんの所行こ。








そう思って保健室の扉を開けようとした。






その時







『………ん……っ//』









え………？








私は扉を開けようとしたその手を静かに離す。








微かに聞こえた。






女の声。







………それと









男の人の甘い声。






「岩ちゃんの、ばか……っ」









結局、そうだ。





男の人って皆、そんなもんだ。







ねぇ。






私今、どうしていいか分かんないや……

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