登 坂 先 生 。

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あ"ーー



もうなんでこんなイライラすんだろ。







登坂先生に彼女いようが


可愛い子が隣にいようが



私には関係ないってのに。







？「ねぇ、お姉さん！
この仕事興味ない？」




しまった。昼間から


この裏道通ってきちゃった……





よくクラブのキャッチとか



いるんだよなぁ……







「すいません。興味ないんで。」





？「大丈夫だって。学校にバレないように
守ってあげるしさ。お小遣い稼ぎにどう？」






「ごめんなさい。」







？「今なら２倍で出してあげるよ？」









おっと……







すごい引っかかる言葉を聞いた気がする……








「まじっすか。」





？「とりあえず体験だけでもしてみようよ。」









思わず付いてきてしまった単純な私。








なんかやばそうな雰囲気なんですけど……






とりあえずお兄ちゃんには



遅くなるってLINEしたし




大丈夫っしょ。






？「名前って……」






あー。本名はまずいか。



どうしよ。



ふと視界に入ったアイドル雑誌。




あ！



「麻衣！…です。」






表紙の女の子の名前可愛くて覚えてたんだよねー。







？「おっけ。麻衣ちゃんね〜。
とりあえず、呑める？」





「まぁ、あの、ちょっとなら……」






ほんとはチューハイ一杯が



限界なんだけど。







？「お得意さん多いけどわいわいするだけで
いいから。よろしくねー。」





「あ、はい。」








小遣い稼ぎだと思えば




なんてことないっしょ。








そんな風に思ってた。






この時までは。

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