明日も一緒に【 TXT 】 (ページ7)

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秘話ページ7

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『お姉ちゃん！彩！』

今日は宿舎を飛び出してきょうだい達と遊びますよ～！
久しぶりのお姉ちゃんと彩。なんか安心しちゃう…
ちなみにお姉ちゃんとは5歳離れてて、妹とは8歳離れてる。

文(姉)「翔ちゃんデビューしてから可愛いに磨きがかかってる」

『えへへ』

彩「お兄ちゃんと並びたくないんだよ～！」

『なんで？』

彩「なんで？！なんでって！？そりゃお兄ちゃんの方が可愛いからでしょ！！！」

『あっ…。でも彩も可愛いよ』

彩「もう…！」

基本日常会話は日本語。
それも韓国語が身につかない理由なのかもしれない。
ていうか大半そうだと思う。
だって韓国人のお父さんとも日本語で話しちゃうんだもん！それでも応えてくれるお父さんって本当にすごい！

文「今日はオフ？」

『そうだよ』
『アメリカ行く前にオフ何日か貰ってて』

文「へぇ～。いい会社」

『あのとき行かせててよかったね』

彩「ていうかお兄ちゃんが事務所に入ったときの話、私だけ覚えてないんだけど！教えてよ！」

『そうだっけ？あのときはね… 』

＿＿回想

韓国に住んで2年経ったぐらいの頃だった

そんなに経ってたのになんで韓国語が話せないんだって？
それはおじいちゃん達とも英語で喋っちゃうし、その当時日本人学校に通ってたから。

だって韓国語で話し出したの練習生になってからだもん…

まあそんなこんなありまして、そのときはソウルの街をぶらぶらしてた。

そこにちょうど着信が入ってきて、そこにあったベンチに座って携帯を触ってた。

「あの～」

突然の韓国語に戸惑った僕は

『なになになになに。ちょっとなんて言ってるの？』

日本語でパニクってしまった。

相手も予想外の言語で戸惑ったみたい。

「あー、ごめんなさい。ぼくはこういうものです」

日本語ってわかったみたいでカタコトの日本語で丁寧に名刺を渡してくれた。

『あー、すいません。なんて読みますか？』

その頃全くと言っていいほど韓国語が読めなかった僕はその人に聞いた。

「 BigHitのキム・ヨンです」

『キムさん…。 BigHitってなんですか？』

日本のアイドルにしか興味のない僕はBTSだなんて、ましてやBigHitだなんて知りすらしてなかった。

「あー、えっと… 」
「 English？だいじょぶですか？」

『はい』

＿＿＿＿

(文字数…)