【募集企画】水面下の魔法戦争物語-第二部【募集中】

【悪霊について】 ページ20

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【悪霊】
基本的に実体はなく、人に悪心を抱かせて操り各地で紛争を起こしている。また、原因不明の病気を引き起こしたりもしている。極小数ではあるが実体のある悪霊も存在し、そちらは普通の悪霊の行動に加えて魔法に似た攻撃をしてくる。実体のある悪霊は人型の黒いもやのように不安定な形で魔法族、非魔法族問わず目に見えるようになる。悪霊に取り憑かれた人間と、取り憑かれていない人間を見分けるためには、言動以外に爪の色を見る他ない。悪霊に取り憑かれた人間の爪の色は黒色である。爪の色が隠れている場合(ネイルをしていたり手袋をしている時)は一切見た目で区別はできない。
また、悪霊は実体の有無に関わらず銀製のものに弱い。

【人間界での悪霊】
最近、人間界(特にヨーロッパ)では紛争が絶えないという。国同士の戦争はかろうじて起こっていないものの、国内の紛争が酷くてそれどころではないからである。
人間界にいる悪霊は火を見ると怖気付くところがある。それもそのはず、人間界に蔓延っている悪霊のほとんどは魔法界ができる前に非魔法族によって行われた魔女狩りで火炙りにされた魔法族の霊だからである。魔女狩りの恨みあってか、非魔法族に取り憑いては紛争を起こさせている。

【魔法界での悪霊】
魔法界ヨーロッパでも人間界同様に紛争とまではいかずとも不穏な空気が流れている。海賊率いるドーダラの件よりはずっと小規模であるものの、治安維持隊が各地に派遣される事態となっている。
魔法界にいる悪霊はかつての魔法族が、自分を魔法族だと証明するために使われた死の呪文で死んでいった非魔法族の霊なのである。そのため、魔法族に取り憑いては問題を起こしている。


悪霊被害は全体的に魔法界のものより人間界のものの方がかなり酷く、魔法界は人間界を助けるべく人を派遣することを決定した。


【ドーダラとの関係】
ヴィドレッジ・ドーダラの正体は実体のある悪霊の塊であった。非魔法族の霊、魔法族の霊、全ての悪霊の塊であったために1000年という途方もない時間を生きることが可能だったのだ。しかし、ドーダラが倒されたことによってドーダラの身体に閉じ込められていた霊が次々と抜け出し、個々に行動し始めたのだ。
その結果、現在のような人間界・魔法界がある。

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