【募集企画】水面下の魔法戦争物語-第二部【募集中】

【魔法族】 ページ19

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【血族について】
魔法族は大きく分けると純血一族と混血一族にわかれる。元は魔法族全ては純血であったが、1度でも非魔法族の血が入ると混血という扱いになる。今ではほとんどの魔法族が混血であり、〇〇家といえば純血一族と言われてしまうほど純血の一族は少なくなってきている。

純血の一族から産まれるのは100％魔法族であり、非魔法族が生まれることは無い。また、混血であっても両親が魔法族であればその子供は99.9%魔法族である。しかし、魔法族と非魔法族の間に生まれた子供は五分五分で兄弟の間で魔法族か非魔法族かがわかれてしまうこともある。非魔法族の両親から生まれた子供は99.9%非魔法族であるが、その子供から見て4世代前までに魔法族が一人でも含まれていると魔法族が生まれる確率も上がる。

現在、純血だから魔法が強い、混血だから成績が低い、両親が非魔法族だから魔法が弱いなどの血縁による因果関係は認められていない。(男女間の魔力の差も認められていない)


【純血主義】
血縁による因果関係は認められていないとあるが、一部の魔法族には純血主義と呼ばれる「純血の魔法族は魔力が強く、権力を持つべきだ」と考える人がいる。その人たちのことを純血主義者と呼ぶ。

純血主義の考えは主に純血一族に強く根付いているが、混血の魔法族の純血主義者は少なくない。また、純血主義のほとんどは人間界を嫌い、非魔法族の血を嫌うため、人間界を滅ぼそうという思想を持つものもいる。純血主義者で、正義の道(道徳的な行いを自ら行う道とする)をすすんだものは皆無と言っていい。

また、純血主義者はコニキュラタの生徒の中にも存在し、そのほとんどはトゥルーアル寮に属している。それ故に、トゥルーアル寮には純血一族の子供が集まりやすい。親が純血主義者であれば、その子も親の影響で純血主義者となり、一族は代々トゥルーアル寮出身だという純血一族も少なくない。

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