【募集企画】水面下の魔法戦争物語-第二部【募集中】

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【浄罪の呪文】
呪文…グリーミアプロティー・スピリットグレイビス

イリシオス・アレフ・テュケーが死に際に開発した祓いの呪文を改良・強力にした呪文。この呪文を使うには十分な魔力、コントロール力、センスが必要。そのため使える人は限られており、どんな天才・秀才であってもかなりの練習をしなければ使うことは不可能とされている。

ヴィドレッジ・ドーダラを倒す際にジェイク・リンジー・フレッチャーが(確認できる中で)初めて使用した。どんな呪文もドーダラには効かなかったが、浄罪の呪文だけは効果があり見事倒すことが出来た。

我らが英雄ジェイク・リンジー・フレッチャーは十分な魔力やコントロール力、センスは持ち合わせているものの練習は1度もしなかったという。しかし、練習を重ねた現在は何の問題もなく使用できるものの、当時はドーダラを倒した一撃以外は全く使用できなかった。

浄罪の呪文を使うには【絶対的な意思】が必要で、少しでも迷いがあると使えない。その特性が関与した結果、ジェイク・リンジー・フレッチャーは一度だけ使用できたと考えられる。

開発の時点で魔法界アジア(霊・妖怪の類を祓う呪文が数多く存在する)の者が関わった可能性があるが、現在はまだ調査中なので仮説に過ぎない。


【浄罪の呪文の効果】
どんな悪霊や悪魔であっても一撃で祓うことができる、一歩間違えれば禁止魔法になりかねない超強力な魔法である。魂を完全に"消滅"させてしまう呪文で、呪文を受けた魂から成るもの(霊、悪魔等)は再びその姿を表すことが出来ない。

悪霊や悪魔を祓うにはもってこいだが、もし生きている人間(魔法族、非魔法族問わず)に使用した場合、その人間の魂が完全に"消滅"してしまい、いわゆる『植物状態』になってしまい目覚める可能性は0％になる。そのため、生きた人間に使用することは一切禁じられている。前例はないが、もしも浄罪の呪文を生きた人間に使用した場合、禁止魔法を使用した時と同様に、気狂いの監獄へ収容されることになる。


【非魔法族への魔法使用について】
忘却の呪文程度であれば非魔法族の身体に影響はないが、回復の呪文は適応できる非魔法族と適応できない非魔法族がおり、容易に使ってしまうと傷や病気が悪化してしまうことも、最悪魔法に耐えられずに死亡する可能性もある。現在は魔法医学も十五年前と比べて発展しており、効果が薄れても非魔法族に対して問題なく使うことができる回復魔法を開発中である。

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