【募集企画】水面下の魔法戦争物語【募集終了】

【海賊】 ページ16

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【海賊(パイレーツ)】
人間界を滅ぼすことを大々的に掲げている闇の組織全体のこと。ここ100年の間で活動を広げていき、混血魔法族や人間界を擁護する純血魔法族さえも危険に晒されている。街を襲い、目に入るもの全てを破壊し、命を奪おうとする様子が人間界に蔓延っていた「カリブ海の海賊」に形容されたことから海賊(パイレーツ)と呼ばれている。

海賊(パイレーツ)の裏にはヴィドレッジ・ドーダラという男がいると言われている。彼自身の姿を見た者はいない。見た者はみな殺され、生き残った者は誰一人としていないからだ。彼の真の目的がなんなのか、何のために海賊(パイレーツ)達が彼に従っているのかは定かではない。

ある者は「ヴィドレッジ・ドーダラなんていない、海賊(パイレーツ)は名を借りた模倣犯」と言った。ある者は「ドーダラの目的はただ人間界を滅ぼすだけでなく、魔法界を支配することだ」と言った。彼の目的は彼にしかわからない。彼の手下でさえも彼の目的を全ては理解していないだろう。海賊(パイレーツ)であることがバレた時は誰であっても(それが学生であっても)【気狂いの監獄】へと送られる。

彼らはいつも自分が海賊(パイレーツ)であることを隠しながら、一般魔法使いたちのすぐそばにいる。彼らの「ヨーホー」や少し訛った「ヤウハウ」という陽気なかけ声が聞こえれば、すぐそこでテロが、殺人が、残酷な出来事が必ず起こる。

魔法界には"海"が存在しないため、海賊(パイレーツ)や海の魔法に対して「海と言うけれど海っていったいなんだ？」と思う魔法族も少なくはない。


【海の魔法】
パイレーツが使う禁じられた魔法のこと。
現在わかっているものは禁止魔法としているが、まだまだわかっていないものが多い。
死の呪文や絶対服従の呪文を海の魔法に含む場合もある。

スクラウティーグ……大きな爪のようなもので対象を引っ掻き、傷をつける魔法
ディレイジメンタバー……生物相手に使い、相手を錯乱させる魔法。
モーリア・ディレイジメンタバー……生物相手に使い、相手の精神を破壊する魔法。かけられた相手は発狂する。

今現在わかっている海の魔法はこの3つのみであり、他の魔法は呪文がわからなかったり魔法の効果がわからなかったりしている。

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