オクタヴィネルには、リーチ兄弟以外にも双子がいた。

第2魔法 少し追加しました。 ページ4

テスト返却日。
今日は契約違反者が溢れる日。

クラスの様々な生徒達から歓喜の声や落胆した声などが聞こえてくる。

まぁ、私もこれが聞けて嬉しいと思うこともあるのですけど。

フロイド「ヴァニラ、どうだったぁ〜？」

「ふふ。私にかかればこれくらい余裕よ。アズと共に、何年勉強したと思っているの？」

フロイド「さすがタコちゃん♡」

「今すぐあなたの頭をお花畑にしても構わないのですよ？」

私はそっとマジカルペンを構える。

フロイド「それだけはいやだなぁ。何気にヴァニラの魔法キツいし。」

では元から話を振らないでくださいね。

それだけ呟いて、廊下へ出る。

この学園の仕組みは、テスト上位50位の名前が貼り出される。
ここもここで、様々な声が聞けて大好きなんですよ。

ジェイド「フロイドにヴァニラ。お2人も結果を見に？」

廊下に出れば、フロイドの双子、ジェイドが先に結果を見ていた。
アズは、恐らく既にラウンジに戻っていることでしょう。

「ええ。私は何位かしら。」

そう言って、私は自分の名前を探し始める。

今回の1位はリドルさんか。
2位がアズ、3位に私………。
またリドルさんにはひとつ及ばなかったか……。

しかし、全て満点。
まぁ、アズとともに契約を行う者として当然ですね。

私達はそのままお喋りをしながらラウンジへと向かった。

もう既にイソギンチャクを数個見てますからね。

――――今回の『イソギンチャク』さん達はどのくらいいるのかしら――――。

――――――――――
☆秘密の話☆
アズールが海の魔女に憧れを持ったように、ヴァニラは海の魔女の人間の姿に憧れた為、人間の姿の海の魔女のようになれるように努力している。

第3魔法→←第1魔法 少し変更しました

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す