探究心 ページ29
葛葉 side
葛「あ、ごめ…！大丈夫か？」
「い、いいの！私が勝手にびっくりしただけだから！」
葛「大学とか、俺行ったことないから少〜しだけ興味あるっ
つーか、まあ、あれだ、言葉のチョイスがさ…」
「ふふ、わかってるよ。笑」
ちなみに時間的にはまだ1限の途中らしい。こいつの友達は1限があるからそれを待つみたいだ。早めにAが家を出たわけは、やっぱり多少は気まずいと思っていたからかもしれない。
葛「家帰っても新しいゲームダウンロードしててPCあんまい
じれないから、ちょっとだけ大学入ってもいいか？」
「え？！だ、大丈夫なの…？」
葛「興味ある」
「へぇ…？」
大学に興味を持った俺が相当珍しいのか、Aが目を丸くする。駄弁っていた店を出て、ドリンクを持ちながらキャンパスに向かう。その間も雑談は止まらない。コミュ力ないから喋るの苦手だと思ってたんだけど、Aとなら楽しいし気まずい思いをしなくていい。
「こんな感じだよ、大学」
ちょっとした街みたいな場所だな。魔界にはこういう場所ないからなぁ…にしても、まあ、これだけなんだよな。これ以上でも以下でもない。別に俺がここで勉強するわけじゃないし、何とも思わん。とどのつまり、俺の本音は大学にいるAが気になってるってことだよな。家とここじゃ、雰囲気とかテンションとか性格とか変わるのかなって。まるでこいつのこと好き…まあ確かに好きだけど。その好きが、こいつと同じ段階だとは限らない。
葛「大学って楽しい？」
「え？楽しいよ？笑」
葛「勉強が？」
「んー、例えばさ。く…サーシャはゲームが得意でしょう？
その座学だったら時間も惜しまないし、もっとゲームをして
いたいと思うんじゃない？私は、それが外国語だったってだ
けだよ」
葛「…あー、うん。納得」
「んふ、良かった！」
ニコッと微笑まれた。くそ、告白されたから何でも可愛く見えてしまう。こいつ実はあざといな…いや、令嬢だし何しても褒めて育てられたはずだ。あざといんじゃない、自信を持っているだけだ。てか、今俺はAの大学生活が気になってるだけで…！
「そろそろ時間だけどサーシャどうする？」
葛「…一緒にいていいか？」
「配信は？」
葛「いい」
「講義も出るの？」
葛「出る…周りの記憶くらい、魔力で改ざんできる」
「怖いこと言わないでよ…」
もう少しの間、お前の世界を見せてくれ。
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TWIN tower☆(プロフ) - あいさん» お返事遅くなってしまってすみません、ありがとうございました！ (6月23日 13時) (
レス) @page37 id: 8dae0d076b (このIDを非表示/違反報告)
TWIN tower☆(プロフ) - ふふさん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございました〜！ (5月9日 22時) (レス) id: 8dae0d076b (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - 有難う御座いました!!!作者様と作品に謝謝!!! (5月9日 20時) (レス) @page37 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
あい - これで6回くらい見直してます、、何回みても面白いです！完結おめでとうございます！ほんとに萌えです！ありがとうございました！ (2022年10月15日 22時) (レス) @page37 id: 5ef6a6e0aa (このIDを非表示/違反報告)
TWIN tower☆(プロフ) - おふさん» 天才だなんて！こちらこそ読んでいただいてありがとうございました！！ (2022年9月28日 1時) (レス) id: 8dae0d076b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TWIN tower☆
| 作者ホームページ：http://twin-tower
作成日時：2022年1月5日 13時
