リモート授業 ページ10
A
「ラウ、これから90分間授業だからね。」
ラ「はーい。」
「…だから隣にいるのはまずいのよ。」
ラ「じゃあ膝枕！」
「あのねぇ…笑」
これから受ける講義はリモート。カメラをON
にしておかなきゃいけないから、さすがにま
ずい。
ラ「俺、大学どうしよっかなぁ〜」
「あぁ、そうね。こんな仕事あって進学して
課題も出るってなったらキツいかもね。」
ラ「入れたとしても、単位が足りないとか出席
日数足りないとかで卒業出来なくなりそうで
嫌だよ。」
「まああと半年くらいは悩めんじゃない？」
ラ「そうだね。」
「メンバーとかに相談しなよ。阿部ちゃんと
か。」
ラ「うん、そうする…ね…」
寝たのは2時過ぎ。うとうとしてるなぁ。
講義が始まる時間に離れてほしかったけど…
ラウがここで寝ちゃった…！
育ち盛り、私の膝枕で爆睡しちゃったよ！
こんなんだったら机でやれば良かったな…なぜ
テーブルでやろうとしてしまったんだ…
おかげで手持ち無沙汰ではなくなるけど。
ほっぺをいじってみたり、鼻つまんでみたり
結構好き放題いじるけど、起きる気配なし。
…そろそろ足痺れてきちゃったんだけどなぁ。
A「Aだー」
B「お、今日はこのメンツか。」
C「よろしく！」
「よろしく〜」
グループワークになった。これはチャンス。
「ちょっと一瞬ミュートにするね。お手洗い
行ってくる。」
C「はーい！」
A「カメラもオフりな！」
「ん、そうだ。ありがと！」
ラウをゆすって起こす。むにゃむにゃしてる
超可愛いさすが天使襲っちゃいたいしなでま
わしたいし…危ね、私。なんとか我に帰る。
ラ「Aちゃ…？」
「足痺れたからキツい。」
ラ「んぅ〜、退くねぇ…」
寝起きでもぞもぞ動き出した。
おいおい、ラウ。誰もバックハグなんて頼ん
でねぇぞ嬉しいけど！！！！！
「うつるよ、そこだと。」
ラ「…知らない。」
「なんか甘えたじゃん。」
ラ「90分放置は悲しいもん。」
「ここにいてもいいから、絶対顔うつさない
でよ？」
ラ「うん。俺も講義受ける。」
「ちなみに今は英語だよ。」
ラ「おけ。」
ミュートもカメラも元に戻した。
B「おかえりーって、なんか隣に人いる？」
A「え、あんた彼氏？！」
「んえ？！」
ラ「堂々と言えって。」
「ちょ、声！」
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TWIN tower☆(プロフ) - sono さん» 嬉しい感想頂けて感謝です！ありがとうございます！ (2022年5月7日 17時) (
レス) @page28 id: 8dae0d076b (このIDを非表示/違反報告)
sono - マジ！おもしろかったです！！これから続編読みます🤍私はリアコではなく、自担には幸せになってほしい派なので、読後感．よかったです。またはじめから読みたくなる！！ (2022年5月7日 15時) (レス) @page34 id: 06f45bd802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TWIN tower☆
| 作者ホームページ：http://twin-tower
作成日時：2021年4月14日 14時
