#13 なべふかルーム ページ41
辰哉
深「翔太ぁ〜、これどうすんの。」
渡「はぁ？この前教えたじゃん。」
深「忘れたー」
渡「覚えろよ、まじでぇ〜…いい？」
なんだかんだ翔太は優しいんだよなぁ。今回
の開催地では翔太と同部屋。
今は、翔太が愛用してる美顔器の使い方を教
わっているところ。
渡「…ってこと。いい？」
深「よしおっけ、もう覚えた！大丈夫！ありが
と！」
渡「あいよぉー」
同じB型でも、性格の違いはある。なんならむ
しろ真逆かもしれねぇな。
翔太は、綺麗好きで整理整頓したいタイプ。
んで、潔癖気味でさ。
俺はわりと散らかしちゃうタイプって自覚は
ある。そもそも物が多いしな。笑
渡「ねぇ、これ飲みほして！」
深「んぇー？」
渡「って、ゲームしてるし！お前さっさとやる
ことやれって。」
深「んー」
渡「…やけに素直だな。」
深「ちょうどキリが良かったからね〜」
渡「なんだ、タイミング良かっただけかよ。」
深「ふはは！笑 でも、あれだべ。翔太も疲れて
るだろうし、俺にガミガミ言うのもダルいっ
しょ？」
渡「そりゃな。」
深「だからちゃーんとやるのー」
渡「なんかありがてぇけど調子狂うわ。」
俺だって別にちゃんとやるし！はぁ！？なん
だよ、その言い方は！！
ふいっと翔太の方を向くと…
渡「あ、ねぇ見て！これ買ったの！最近！」
スマホの画像を見せられる。ちっかいな？！
てかその落差なに？翔太のテンションが一気
にギューンって上がった。いきなりでよくそ
んな上げられたな。だから5歳とかいじられる
んだよ。笑
深「あー、アロマディフューザー？」
渡「そう！今回さー、歌舞伎の楽屋で使おうか
なって思ってて！」
深「良いんじゃない？それって香りどれくらい
持つの？」
渡「買ったやつはねぇー…」
スマホをいじり始めた。あぁ、わざわざ検索
して見せてくれんのね。結構こいつ可愛いと
こあんのよ。
しかしほんっとに嬉しそうに喋るな。
渡「これは1ヶ月ちょい。だから楽屋にぴったり
じゃね？」
深「えぇー、俺も買おうかな…」
なべが買ってると、なんか影響されちゃって
さ。俺も欲しくなっちゃうんだよね〜！しか
も毎回なの。俺さすがにちょっとチョロすぎ
ない？笑
渡「…眠たっ！」
深「俺も人のこと言えねぇけど、なべってまじ
自由人だよな…笑」
渡「ん？」
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作者名：TWIN tower☆
| 作者ホームページ：http://twin-tower
作成日時：2021年2月5日 23時
