翔太しか勝たん。《S.W》

お喋り ページ3

翔太





康「文化祭の写真展、みんなの写真飾ってもえ

　え？」

蓮「そのつもりで撮ってたんじゃないの？」

康「まあそうやねんけど、許可は取っとかなあ

　かんやん？」

照「俺は全然平気ー」

深「俺も〜」

阿「大丈夫でーす。」





　康二の腕はめちゃくちゃ信用してる。何てっ

　たって俺らの写真集約束されてるからな(？)

　もちろん、いつメみんながOKを出した。

　まあほんとに出すかどうかは全然わからんけ

　ど。まあ康二の夢としてね？





康「あ、一番大事なん忘れてた！しょっぴーと

　Aちゃんのツーショット飾ってもええ？

　ここ2人の写真めっちゃあんねん。」

深「お前が勝手に撮ってるだけじゃん。笑」

康「ふっかうるさい。」

佐「真顔辛っ！笑」

深「え、何なのあいつ。」

康「カップルって知らん人もおるやろし、元々

　の距離は近くとも察する人って結構察しちゃ

　うやろ？」

　「私は全っ然大丈夫だけど…」





　いや、その顔どういう表情だよ。何でそんな

　苦しそうな顔で俺のこと見んの？





渡「全然良いよ。」

　「良いの？！」

舘「珍しい。」

深「だよな。」

照「今まであんまり大っぴらにすることなかっ

　たのに。」

蓮「しょっぴーそんな感じだったんだ。」

渡「いや、何と言うか…あの…色々遊んだ時期も

　ありましたので…ははは…」

阿「激しく動揺してるな。」

佐「人ってこんなにわかりやすく動揺するんだ

　ね〜笑」

ラ「しょっぴーやばいね。」





　そんなキラキラした目で俺を見ないでくれ！

　A！





　「翔太に遊ばれるモブ女って方向もありだっ

　たかぁー…」

ラ「いや、断然今の方が良いでしょ！」

　「そりゃね！笑」





　オタク気質なところは、やっぱり健在です。





渡「もうちゃんとするって決めたから。」

　「別に良いのよ、ちゃんとしててもしてなく

　ても。そのー、何だ、所謂遊び人？的な感じ

　だったとしても好きになってただろうし、私

　は翔太が生きてることが幸せだから。」

佐「…凄ぇ。」

深「さすがAちゃんだわ。」

ラ「不覚にも感動を覚えてしまった俺を、誰か

　殴ってくれ。」

蓮「じゃあ立候補しよっかな。」

ラ「言葉のあやじゃん！ヤダよ力加減バカなん

　だからさぁー！」





　昼飯食って、みんなで喋って。楽しい時間は

　あっという間。せっかくだし、今日の帰りは

　Aを教室まで迎えにいこうか。

　有言実行してやる。

帰るぞ！→←文化祭だってさ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す