レンタル兄ちゃん《赤色》

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大毅





　2人で俺のベッドに入って、さっき眠たそうに

　してたから、すぐ寝るもんやと思ってた。

　そう思ってたのに。





　「だいにぃの匂いする〜♪」

重「まあ、そうやろうな(笑)」

　「この毛布あったか〜い！」

重「そりゃどうも(笑)」

　「だいにぃの歯多いね？！」

重「口がでかいだけや(笑)！」





　全っ然寝ぇへん(笑)！何なんこの子(笑)！

　急に元気出してるやん！←





重「なんなん、眠たかったんちゃうの(笑)」

　「そうなんだけど！なんかお泊まり会みたい

　でわくわくしちゃって〜♪」

重「ほんま…(笑)子供やなぁ(笑)」

　「子供だよ(笑)」

重「何これ、デジャヴ？」←

　「ふふっ(笑)」





　Aがずっとこっち向いてるもんだから、

　俺が寝ようにも寝られへん。まあ話し掛けて

　くるし、俺が答えるからずっと起きてんねん

　けど。





　「だいにぃってさ、何してるときが1番楽しい

　の？」

重「ん〜…ボクシングやな。」

　「おぉ、格好いい！！」





　1人できゃーきゃー言ってるAは、ほん

　まの妹みたいで可愛くて。

　そのうちただでさえ近かった距離を、もっと

　縮めてきて。なんか急に喋らんくなったなと

　思ったら、俺の胸に顔を埋めて爆睡。

　俺は、上から覆い被さるように抱き締めた。





重「おやすみ、A。」

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