レンタル兄ちゃん《赤色》

1-2 桃side ページ45

望





最っ低や。ほんまに。

ジャニーさん嫌い。なんでこんなルール作

ったん！





神「でもー？だっれも会われへんとは言ってな

いで？」

望「へ！！」

流「あんま期待しすぎたらあかんで、望。笑」

望「んうっ…どういう気持ちでおったらええね

ん。難しすぎるわ！笑」

神「さ、のんちゃんわかる？」

望「…ヘルプ！」

？「もんちの言いたいことはな、こっちが一方

的になら見れるって話やで。」

望「ん！話してるところはこの部屋から見えん

ねんな？！」

神「さすがのんちゃん！」

望「うぇーい！歓喜の舞したいレベルに嬉しい

ねんけど！！」

重「なら勝手に舞っとけや(笑)」

望「いや、するわけ(笑)」





そんなこんなで喋っていると、この店の入

り口のドアベルがカランッと軽快な音をた

てた。




望「A？！」

J「こんにちは。お客さん、初めましてだよね？

僕はジャニー。ここの店長。」

女「ここはなんの店ですか…って、超イケメン

のフィギュアだらけ…ここは、新手のホスト

クラブ？！だったらこの子指名！」

？「嫌なやつそうやな…のんすけどした？」

望「指名されてるの、俺や…」





無意識に震えてしまう。過去が蘇る。

そっと引き寄せてくれたのは一番の親友の

流星で。





J「悪いけど、君みたいな人に相手させるほどう

ちの子達は軽くないんだ。もう閉店時間だ

から、帰ってくれないかい？」

女「わ、わかったわよ！」

流「もう大丈夫やで、望。」





背中をゆっくりポンポンと一定のリズムで

叩いて落ち着かせてくれる。流星もフラッ

シュバックしてるはずやのに。





望「りゅうせ…俺…(泣)」

流「しんどかったらいつでも抱きしめたるか

ら、な？」

？「流星それって女の子に言うことちゃう？」

望「…俺流星になら抱きしめて貰いたい(笑)」

重「お、笑った笑った！」

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