レンタル兄ちゃん《赤色》

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大毅





　"Aがしっかり見極めるんやで"、なん

て、俺なんかええかっこしいやな(笑)

　寒っ(笑)！

　余裕なそぶりやけど、内心めちゃくちゃ焦っ

　てる。他の6人は選ばれて、俺だけ選ばれなか

　ったら？

　したらほんま最悪や…

　どっかの崖から身投げでもしよかぁ…？

　いや、崖から身投げて、火サスか。←





　「これがいい！『ありがとう、青春！』最初

　に観よ！」

重「おっけ！じゃ、今日はリビングのテーブル

　で食べよか。そっちのがドラマ観やすいや

　ろ？」

　「よっしゃ！」





　料理ができた途端、はしゃぎながら盛り付け

　て、ドタバタと音をたててテーブルへ。

　よほど観たかったんか…(笑)





　「このドラマねー、高校受験に被っちゃって

　さー？勉強しなきゃだからテレビ自体観なか

　ったの。」

重「はー、ストイックやな！」

　「まあ高校受験だしさ、そこまでしなくても

　いいって思ったけど、ドラマ観たら絶対他の

　も観ちゃうなって思って。勉強時間無くなる

　じゃん？」

重「すごいな、大学受験のときなんてもう僧侶

　やろ！←」

　「突っ込みの語彙がすごい…！」

重「そー？まあこの『Seven Powers』の黄色

　のやつに散々突っ込まれてますんでね！あい

　つすごいんすよ。語彙力おばけ！」←

　「おばけ…(笑)それにしても…僧侶なんて、よ

　くでてきたよね(笑)」





　さあ、そろそろドラマ観始めよー！

　このままだと僧侶トークで盛りあがりそうや

　ないかい！危ない、危ない！話が逸れる！

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