クリスマスイブ ページ26
１２月２４日、東方神起は約２週間ぶりに休暇を取った。
リビングの窓際には大きなクリスマスツリーが飾られている。
数日前に柚希に急な用事が出来て実家に戻らなければいけなくなったので、ケイナの面倒を見るよう頼まれた東方神起はケイナと一緒にクリスマスを過ごすことにした。
午後、彼らはケイナをショッピングに連れて行ってくれた。
夕方5時過ぎからはみんなでリビングで食事をしたりケーキを食べたりゲームをしたりして楽しんだ。
しかし、夜9時過ぎ頃、突然天気が悪くなり、雪が降りはじめ、雷が鳴り出した。
夜11時、ケイナはひとりでリビングで寝ることになったが、雷は夜11時を過ぎても鳴り止まず、雪も全く止む気配がない。
ケイナは雷が怖くて眠れず、ひとりで静かに泣き出してしまった。
すると、そこへジェジュンがケイナのことを心配して様子を見にリビングに来た。
ジェジュンはケイナが寝ないで泣いていることに気がついてソファーにゆっくり座ると、ケイナに優しく声をかけた。
JJ:ケイナ、どうして泣いてるの？ 何か嫌なことでもあった？
ケイナ:ひく、私、雷が怖くて眠れないのー。 ぐすっ、ふぇ。
JJ:そっか。 雷が怖くて眠れないんだね。 わかったよ。 こっちへおいで。 僕が抱き締めてあげるよ。
ケイナが泣きながらジェジュンの所へ行くと、ジェジュンはケイナを受け止めるように優しく抱き締めた。
JJ:よしよし、ケイナ、ひとりで怖い思いさせてごめんね。 僕がそばにいるから大丈夫だよ。
ジェジュンはケイナを優しく抱き締め、頭を何度も撫でながら慰めてあげたが、ケイナは泣き止まなかった。
JJ:顔、上げてごらん。 僕を真っ直ぐ見つめててごらん。 そうすれば君の気持ちが少しずつ落ち着いてくるよ。
ケイナは言われるままに顔を上げ、ジェジュンを真っ直ぐ見つめた。 ふたりの目がぴったりあった。
JJ:よしよし、もう大丈夫だよ。 僕が君のそばで君を守るよ。 もうひとりにしないよ。 だから、泣かないで． 涙を拭いてあげるよ。
ジェジュンがケイナを優しく抱き締めながら涙を拭いてあげると、ケイナは安心したのかようやく泣き止んだ。
ケイナ:ジェジュン、私を離さないで。
JJ:わかったよ。 もう離さないよ。 君はもうひとりじゃないよ。
ケイナ:ジェジュン、大好き。
JJ:僕も君のこと好きだよ。
ジェジュンはケイナをそっと抱き上げ、膝の上に乗せた。 ジェジュンの腕の中はとても温かかった。
窓際のツリーの灯りがそんなふたりを静かに照らした。
夜と違う部屋 Side KEINA→←ケイナへの電話 Side JAEJOONG
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「東方神起」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヨンウン ケイナ(プロフ) - ゆずぽんずさん» ゆずぽんずさん、いつも私の作品を見てくれてありがとうございます。 アカウントにログイン出来てよかったですね。 そのことは運営に伝えなくても大丈夫だと思います。 これからも私の作品を楽しんで読んで頂けると幸いです。 これからもお互いに頑張りましょう。 (2021年8月9日 0時) (
レス) id: a67c689866 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずぽんず(プロフ) - 先程はコメントありがとうございました。いつも作品拝見させて頂いております。先程ログインできていなかったアカウントにログイン出来ました。ログインできたことを運営さんに伝えた方がいいんでしょうか…？ (2021年8月8日 17時) (レス) id: f6a2555351 (このIDを非表示/違反報告)
ヨンウン ケイナ(プロフ) - mayuさん» 読んでくれてありがとうございます。 ケイナがかわいいって言ってくれてうれしいです。 (2020年1月17日 19時) (携帯から) (レス) id: c15f7ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - こちらの作品も読ませていただきました。ケイナがかわいいですね (2020年1月17日 17時) (レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヨンウン ケイナ | 作成日時：2019年12月19日 5時
