きっと僕らは、世界でいちばん甘い恋をしている【黄】

49＿＿Rinu side ページ49

Rinu side.





黄「＿＿で、...って、アレ？」





桃&橙「「...zzz」」





赤「あー...完全に寝たねコレ。」





青「ほんとじゃんww」





ライブでの疲れもあってか、いつもより酔いが回るのが早い二人は、23時には爆睡してしまった。





俺ところちゃんはお酒には強いからまだ全然余裕。





るぅちゃんはかなり寄っているみたいで、顔が赤い。





黄「んん...やばい、僕も眠い...」





青「片付けやっとくから寝ていーよ。」





黄「え、いいんですか？」





青「うん、莉犬くんが。」





俺かい。





黄「んふふ、じゃー、お言葉に甘えて...」





そのままるぅちゃんは机に伏せて目を閉じた。





相当眠かったのか、すぐに規則正しい寝息が聞こえてきた。










赤「皆寝たし、もう片付けする？」





青「何言ってんの、莉犬くん。お酒強い組の夜はこれからだよ？？」





空き缶を持って立ち上がると、ころちゃんに右手を掴まれた。





そしてそのまま俺をじっと見つめる。





赤「...何、もしかして今度は俺が話す番？」





青「せいかーい！」





赤「俺話すことないんだけど。」





青「あるある。Aの昔話聞きたい。」





目をキラキラさせて言った。





わかってたけど、俺じゃなくてAね。





俺はそのころちゃんの手を払ってべーっと舌を出した。





赤「ふんっ、ころちゃんには話しませーん。」





青「はぁぁ？なんでだよ。」





...楽しい話なんてないからだよ。





言いかけてやめた。





代わりにお酒をぐいっと飲むと、ころちゃんは何か察してくれたのか、それ以上聞いてこなかった。










青「しゃーない、ゲームするか。」





赤「ふふっ、今日は特別に付き合ってあげる。」










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