僕たちのなかに殺人鬼がいる (２)

Episode 61 ページ16

...





......










青『暗い...ここどこ？』





赤『森？っぽいね。かなり深い森。』





6日目、扉は真っ暗な森の中に繋がっていた。





一寸先も見えないような暗い深森。





こんなところ、

探しても人間一人見つからなそうだけれど。





桃『莉犬が知ってる場所じゃないのか？』





赤『えぇっ、俺！？』





黄『2日目はジェルくん、3日目はころちゃん、

　 4日目は僕、5日目はさとみくんの

　 それぞれ知ってる場所でしたからね。』





橙『残るは莉犬ってわけやな。

　 莉犬は見覚えないん？』





単純な考察で莉犬くんに質問の矛先が向くけれど

彼は困ったように眉を下げて言った。





赤『ごめん、分かんない...

　 見覚えない、わけではないんだけど。』





橙『そっか...じゃあ、

　 とりあえずいつも通りバラバラに別れて

　 手当たり次第“人”探しする？』





黄『待って、二手に別れた方が良くないですか？

　 この森、暗いし深いし...』





るぅとくんの意見に莉犬くんが

激しく賛同した。





僕も正直怖いから賛成。





さとみくんとジェルくんも、

3人がそうしたいならと賛成してくれた。





橙『ほなじゃんけんで別れよか。』



















赤『＿＿＿よろしくね、二人とも！』





青『うん、よろしく。』





黄『よろしくお願いします！』





ジェルくんの掛け声でじゃんけんし、

二手に別れた。





僕と莉犬くんとるぅとくんで一組、

さとみくんとジェルくんで一組。





子供組か...何か合ったら瞬殺されそう。





でもまあ、仕方なし...





橙『俺らこっち行くで、3人は反対頼むわ。』





『『『了解。』』』










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